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Russia アーカイブ

2008年03月03日

An ugly victory

Dmitry Medvedev's easy win in the Russian presidential election does not give him legitimacy

三月二日のロシア大統領選挙は、当然のごとくメドベジェフ氏の勝利であった。これで、大統領メドベジェフ - 首相プーチンの体制がとりあえずスタートすることになる。本記事は、記者がモスクワの投票所No3065において遭遇した出来事を、記載している。この投票所は、投票時間終了の三時間前に当局(?)の警備員によって、テロリストの懸念あるいははっきりとしない「技術的」問題が理由で、閉鎖されてしまった。その後記者ら外国人報道者が受けた荒っぽい人払いの作法は、驚くにも値しないことだろう。ロシアや中国といったジンギスカン帝国の末裔たちは、政治上の細かい手続きにそもそもこだわらない遊牧国家の作法で統治する国なのだから。

だが、出来レースで勝利したメドベジェフ - プーチンであるが、ロシアの民が投票結果を気にもとめないのは、ひとえに好景気で生活水準が向上しているおかげである。その源は、経営努力による生産性の上昇ではなくて石油ほか天然資源価格の高騰に依存している。ようやく見えて来た米国発の不況で世界的需要が弱含みとなったときに、メドベジェフ - プーチンは民を納得させるネタをどこに求めようとするのであろうか。ともあれ、新体制が何をするのかを今後見極めなければなるまい。

2008年03月09日

A Putin-shaped throne

Uncertainty surrounds Dmitry Medvedev's rise to power

But the danger is that Mr Medvedev might try to compensate for his perceived liberalism by being even more ruthless than his predecessor.
― だが危険な点は、メドヴェジェフ氏は彼がリベラルであると目されていることを、前任者よりももっと無慈悲に振舞うことで埋め合わせるかもしれないということである。

メドヴェジェフ大統領が(形だけの)選挙で選ばれて、先週末メルケルドイツ首相がモスクワで新大統領と会見したところである。西側諸国は、彼がプーチンの旦那よりもっとリベラルな政治を、そしてもっと西側に愛想よい姿勢を示してくれることを、期待している。
しかしながら、記事は新大統領の西側の期待に沿わない初仕事を、伝えている。一つは、独占的ガス企業のガスプロムがウクライナへのガス供給を一時削減したこと。ガスプロムの代表は、メドヴェジェフその人である。もう一つは、ヤーブラカ党代表マクシム・レズニーク氏が逮捕されたこと。ヤーブラカ党は、リベラル系である。
この二つの施策は、いずれも何かのポーズを見せ付けるものであった。メドヴェジェフ大統領は、ロシアを乗っ取る元KGBメンバーの仲間うちではない。すなわち、彼の経歴にはKGB奉職歴がない。だから、彼はギャングどもの間で力を持っていないと思われる。そのために、プーチンの旦那とKGBギャングとにタフなところを見せようとするかもしれない。先週起った二つの事件について、記事は上の引用のような懸念を提出している。

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