Where a common market is divisive
Opening up to China becomes the island's main election issue
いよいよ、台湾では来週土曜日に総統選である。馬英九か、フランキー謝か。
馬英九は、「大中華市場」を公約にしている。EUのごとき、人・モノ・カネの往来完全自由な市場を台湾海峡をまたいで作るというのが、目標である。馬と国民党は、その先に中国への併合を見ているのであろうか。馬は香港出身のいわゆる「外省人」であって、台湾人としての島民のアイデンティティにどれだけ忠実でありえるかどうか。
世界中に散らばる華僑の目から見れば、「台湾国民」などと言って独立の気勢を挙げる勢力の動きは、理解し難い行為に映っているに違いない。台湾など、香港のように帰すべきところに帰せばよいではないか、と考えるであろう。今や香港は、すでに広東省と一体化してしまった。だが、台湾が「中華人民共和国台湾省」になってしまう可能性は、おそらく華僑が考えているよりも小さいと思われる。次の選挙では接線のようであるが、おそらく台湾の将来に大きく影を落とす結果となるであろう。フランキーならばこのままの付かず離れず路線でいくだろうが、馬だと大陸に取り込まれる路線を走ってしまうかもしれない。馬が乗る国民党は、すでに党首レベルで大陸と手を握っているのである。