Clinton's double challenge
Hillary Clinton needs to do well both in Texas and Ohio
日本のメディアは、バラク・オバマ氏に大変好意的である。目立つ人だけにスポットを当てるという日本メディアの得意が、今回も例外なく発揮されている。ドイツ誌"DerSpiegel"のGABOR STEINGART氏は、オバマ氏の人気を
"alarming victory of style over substance"
- 実質よりもスタイルの勝利。警戒すべし
と言っている(記事"Change You Can't Believe In")。 STEINGART氏は、彼の人気をドットコムバブル時代の狂騒と同じだと言う。ドットコムバブル時代には、株価上昇の理由に利益も経験もリアリズムも一笑に付された。当時、利潤を上げてリアリズム路線を行くオールドエコノミーの株価は、低迷した。「上がるのが、上がる理由だ。」これが、バブルの原理である。そして、バブルはいつか現実に地を降ろさずにはいられない。
本日三月四日の民主党選挙で、ヒラリー・クリントンはジエンドかもしれない。記事は、オハイオで勝ってテキサスで惜敗ならば、彼女は立候補運動を続ける理由を得るであろうと、予測している。結果は見てのお楽しみだが、選ぶ家計の足元は春だというのに寒々としている。住宅価格は急落、クレジットの基準は急に厳しくなり、雇用はますます怪しく、その上物価高。遊んでいるお金もないから、今年はテレビで選挙でも楽しもうか。大統領になってからは真面目に働いてもらうとして、それまではエンターテイメントに徹して笑わせてくれる候補の方が、荒む国民の心情にとってはどうせ守られない公約以上のプラスなのかもしれない。