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法屬圭亞那篇 (2004/4/26 - 2004/6/14)
あらすじ:田支社長から業務課の業績低迷の原因として引導を渡された朱課長は、南米の仏領ギアナ支店に飛ばされてしまった。代わりとして支社長が導入した「超合金課長」シリーズはプロトタイプゆえのトラブルの末、暴力女の張瑜梢の拳によって你已經死了。たとえ「好色討厭」(スケベでウザい)でも機械よりはましだ、と思い直して、蔡桃桂以下の業務課OL軍団は、仏領ギアナに飛んで朱課長を「弄回來」(奪回)する作戦を決行したのであった、、、勝手に。
□選擇題
田支社長「問題、、、業務課の業績と企画実行効率を上げるためには、何をなすべきか?次の三つの中から選びなさい。」普段から朱課長に厳しい支社長が下した三択問題。当然正解は、朱課長を即刻に課から更迭すること。それにしても三つ目の選択支「女性社員は性感開高岔泳裝(要は、ギリギリまで見せる例の超過激水着のことだろう)を、男性は丁字褲(ビキニパンツ)を穿いて勤務する」は、五歳のお子様が言う言葉じゃないなあ、、、
□超合金課長一號
田支社長「これぞわが社が同業他社にさきがけて導入した、、、超合金課長壹號―!!!」超合金!懐かしい言葉だ、、、わざわざ「一」の字に難しい字を当てているのが、いかにもなノリで嬉しい。この辺から日常生活の中にSFを割り込ませる、日本の漫画でおなじみのムードが漂ってくる。デザインが武骨で大時代的なのが、逆に味がある。ところで結局朱課長はといえば、南米のフランス海外領土である仏領ギアナ支店に転任させられたのであった。ここはかつて「悪魔島」(映画『パピヨン』で有名)という監獄が置かれていた、一度入れば二度と出てこれない流刑地であった。
□多工作業系統
超合金課長壹號は多工作業(マルチタスク)の優れもの!男性・女性社員双方のハートもガッチリキャッチだ!だが、並行してタスクを実行してまうと、気持ち悪い。超合金課長は、羅伯斯ら男性社員たちと職棒隊(プロ野球チーム)の話をしている。台湾にはむかし嘉義農林という学校があって、甲子園大会で準優勝した。世界でも数少ない野球の盛んな土地である。いっぱんにアメリカよりヨーロッパの方がつながりが強かった土地は、サッカーの方が圧倒的に盛んである。台湾の野球の下地は日本統治の置き土産といえようか。日本とは基本的に敵国であった大陸中国には、野球の伝統がない。
□白老鼠
網路(ネットワーク)を通じてアップデートをしていたら、、、、大変だ!ウイルスに感染した!超合金課長壹號はウイルスに乗っ取られて、羅伯斯をシューティングゲームのターゲットに。田支社長「この出たばっかりの第一代機種は、ぜんぜん不安定だ。メーカーの白老鼠(ハツカネズミ。つまり実験品)だったんだな、、、」
□致命一擊
暴力女の張瑜梢の一撃によって、超合金課長壹號は物理的に終了。しかしさらにパワーアップした超合金課長第二代がまた、、、
□練習
牛舞花は、早速超合金課長第二代に取り入るための練習に余念がない。「處理機(プロセッサ)を動かして、さぞやお熱うございましょ?私、あおいでちょっと温度を下げてさしあげますね!」、、、ん?牛さん結構コンピュータのことわかってるじゃないか?しかし、練習は張瑜梢によって無駄に終わった。
□懷念朱課長
蔡桃桂は超合金課長にうんざりして、どういうわけか朱課長を懐かしむ。それを聞いた張瑜梢に艾ト冰、ならば朱課長を仏領ギアナから連れ戻せばいいのだといきなりの提案。しかし蔡桃桂、「等一下(ちょっと待て)・・・要用什麼方法去呢(どうやって行けばいいって言うのよ)?」そんな時には言舒姫さん。「私んちの旅客機に乗って行きなさい!」ジェット旅客機を持っているOL!恐るべし。しかしそんなことよりも、勝手に連れて帰ることに何の疑問も持たないのか?
□行動開始
自家用ジェット旅客機まで持っている言舒姫さんにとって、OL仕事はただの趣味。だから朱課長がいないと面白くないので、三人組に仏領ギアナまでの足を提供したのであった。やってきたのはギアナ支社、、、よく見たら屋上に高射砲が!要塞か?張瑜梢は飛んでいた虫を握りつぶして気合を入れるし(ちょっと日本漫画の格闘娘系キャラがやりそうにない仕草だな)、艾ト冰に言わせれば土地の「気」も悪くない。さあ、行動開始だ!最後のコマで蔡桃桂がスペシウム光線のポーズを取っている。
□突擊
支社の入口は、門衛により厳重にセキュリティチェックがなされている。それにしてもどうして軍服・銃携帯なんだ?まず蔡桃桂が偽りの公用を正面から彼らに申し立てて、その間に張瑜梢が最適の攻撃位置に回りこみ、、、「左右開弓三連擊」!右肘打ち、左拳ボディブロー、そして右腕ラリアットの連続攻撃で、門衛をダウン。ところが既に連絡を受けた応援の大部隊が後続に詰め掛けてきた!OL破壊王・張瑜梢も武装した部隊の大軍に対しては、倒す術がない。こうなったら策は一つだけ、、、、「逃命吧(逃げよう)。」この辺から、格闘技やゲーム絡みのネタが増えてくる。そちら方面の私の知識は不十分なので、「不宣」(舌足らずは許せ)。
□逆轉
拳は強くてもマシンガンの使い方を知らないとは、張瑜梢も甘いのお。それではジャギに勝てないぞ。重装備の大軍の弾雨を前にしてなすすべもなく逃げる二人。しかし、突然起った氷結現象!部隊は氷漬けになって全滅。艾ト冰いわく、「ただオゾンホールとアンチエルニーニョ(ラニ―ニャ)現象が重なって起った、気象の激烈な変化よ。」、、、そんなわけあらへんで、、、ちなみにここでアンチエルニーニョを「反聖嬰」と表現している。エルニーニョ El niño はスペイン語で、直訳すれば「男の子」という意味だが、これはキリストのこと。だから、「反-聖(なる)嬰(児)」なのだ。
□拿鐵
出た!女兀突骨・LATTE!多少ポリティカリー・インコレクトな臭いもする「外人」キャラだが、まあよしとしよう(この漫画の他の箇所にはもっとポリティカリー・インコレクトなシーンもあって、たぶん日本では許されないだろう)。驚いたことに朱課長が左遷された部署は業務第四課だから、ギアナ支店には他に三つも業務課があるというのか。人口希少なギアナで、何の営業をしているのだ?、、、やはりこの支社の異様な防衛体制から推察して、ABC関係のヤバい兵器でも取り扱っているのだろうか。
□重兵器
蔡桃桂「変だ!このまんがって、OL四コマ漫画じゃないの?なんでこんな武器がわんさか登場して銃弾が雨霰と飛び交うシーンが出てくるんだろ?」と、彼女が思ったそばからタンク(坦克)が登場!砲塔の形式が古臭いのは、作者の好みでしょうな。艾ト冰「ここは私に任せなさい、あなたたちは課長を探しに行って、、、」うーん、ジャンプ的王道だなあ。
□艾ト冰vs坦克
タンクの砲弾が艾ト冰を襲う!しかし、、、やはり彼女は強かった。「この土地の気は、私にとってとても心地よい、、、決めた。挑戦してみよう、今まで完全に成功させたことがない、あの召還術を、、、」この辺はファンタジーでおなじみの展開だね。タンクが発射するときに鳴る擬音が、「ドン!」である。日本語の影響だろうか(「口へんに冬」の字は、unicodeにすらない)。その砲弾が「咻嗚嗚嗚嗚嗚嗚(シューーーーーッ、だろうな)!」と艾ト冰に向って飛んでいく。この当りは漫画の文法に則った演出だ。だいたい戦車の砲弾はとてつもないスピードで飛んでいくので、至近距離ならばほとんど撃った瞬間に対象に当る。『プライヴェート・ライアン』はその辺を正しく演出していた。スペースオペラで光速で進むはずのレーザーが飛んでいく軌跡が見えるのと同じ、お約束だ。
□攔路者
訳なんかなくても、何を言っているかほとんどわかるだろう。蔡と張の行く手をはばむ者は、、、
□張瑜稍vs拿鐵
LATTE「数年前に公司のイントラネットでお前の資料に行き当たった。オフィスのパーティションと機材を無数に破壊し、全公司最強的OL破壊王と呼ばれている、と。その時から、、、私はいつもいつもお前と相見えることを望んできたのだ。まさか、今日本当に会うことができたとは。私は、、、」
張瑜梢「こういったやり方で名乗りを挙げるの、マジでウゼーな。(真討厭用這種方法出名。)」 格闘系漫画で新しい敵が現れたときにしゃべる自己紹介は、設定が複雑になればなるほど長くなっていく。しまいには闘っているのか昔語りをしているのか、わからなくなる程になるのだ。まあとりあえず自己紹介は一コマで終わり、対戦は張に任せて蔡桃桂は課長を探しにいく。だがLATTEが言う、張瑜梢の「致命弱点」とは?そしてLATTEが編み出した「必勝格闘技」とは?
□發現課長
というわけで、朱課長を探し出しました!しかし、「不燃ごみ(不可燃垃圾)」と書かれているのに、見たところ生ゴミがずいぶん混じっているぞ、、、海外支社で、企業倫理が不徹底なのだろうか?一方、張瑜稍はまさかの苦戦!?
□猜拳
「格闘猜拳」の内容については、LATTEの紹介の項を参照。ちなみにジャンケンは中国で発明されたゲームである。中国から日本に輸入されたときに、どういうわけか「パー」の意味が布から紙に変化した。ものの本によると、この遊びの起源は後漢末期に遡るという。当時群雄相乱れ、いつとも果てぬ戦いが続いて決め手がなく手詰まり状態となった時期に、戦いの勝負を決めるために英雄たちの間でこの遊戯が行なわれるようになった。諸葛亮「都督どの、またしてもそれがしの勝ちでござるな、ハッハッハ」周瑜「こ、、孔明!お前は鬼か魔か、それとも後出しかっ、、、ぐほっ!」(もちろんウソ)
とにかく、張瑜稍は極端にジャンケンが弱かった!一回も勝つことができずに、三十連敗。たぶん規則正しく出しているんだろうな。張瑜稍「たった一度さえ当てることができれば、、」LATTE「もはやお前にその機会はないわーっ!くらえ、我が最後の一撃!」
□幻覺
割り込んだ蔡桃桂、無我の勝利!確かにこのまま張にやらせていたら100%負けていただろうから、少なくとも67%負けることはない蔡が代行した、彼女のとっさの判断は確率論的にも正しい。大した肝を持ったOLだ。一方朱課長は、錯乱状態に、、、
□準備脱出
朱課長を引きずって外に出ると、、、辺りは全滅していた。艾ト冰の召還術が地殻活動を刺激して、地震を起こしたのだろうか。それにしても字で「全滅」と書けば状況がすぐにわかるところは、漢字の偉大なところだ。漢字を使えば、意外な表現もできる。例えばこの話でホッチキスの針が光って「鋭利、、、」と書かれている表現などは、ちょっと日本語にない。再び現れたLATTEが持っている危険物は、、、
□大危機
LATTEの持つ超高性能炸弾!こうなったら全員を道連れにするつもりか?「神経病!」という罵り言葉は分かりやすすぎて、余り使うべきではないでしょうな。張瑜稍はもはやHPが残っていない。艾ト冰のMPも、瞬間移動や防御壁を作るには足りない。どうやらGAMEOVERか?ところが、、、
□成功脱出
うーむ、あの爆発でもまだ生きていたのか、、、恐るべし。張瑜稍を挑発して「機上に出て私と戦え!」と挑発するが、女兀突骨の出番はひとまずこれでおしまい。しかし後に再び登場して、張に再選を挑むことになる。
□結局
ギアナ支店の壊滅は、超異常気象・大地震・テロリスト(恐怖分子)によるものだとされて、OLたちの所業は朱課長の命を救出した行為だと支社長に理解された。そしてそれほどまでに部下を動かさせた朱課長は支社長に見直されて、結局転属辞令は撤回されることに。すごい結果オーライだ。だが支社長の本音は、予算不足で超合金課長三號の導入が難しいから朱課長を呼び戻したようだ。何はともあれ、朱課長は再び業務課に戻って来た。左遷期間の記憶を全て失ってしまっていたが、、、
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