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地図を見て不思議に思うことは、近江盆地と京都盆地との間には比叡山系が通っているのに、どうして琵琶湖から水が流れ下っていくのだろうか、ということである。
理由は、近江盆地は京都盆地に比べて標高が高く、しかも琵琶湖から流れる瀬田川は比叡山系の南を迂回して京都盆地の南に入り宇治川となるからだ。
だがもっと北の京都市中と大津との間には逢坂の関があって、そのままでは水の流れが起きるはずがない。
琵琶湖疎水はその流れを作るために掘られた。
大津から始まり、逢坂の関の下をくぐり抜け、山科を流れて南禅寺の横をすりぬけていく。
この流れが可能なのは、さきほども言ったように近江盆地は京都盆地に比べて標高が高いからである。


山科の疎水。初夏の頃もまたよい。
五条東山の西大谷で。
東福寺。シーズン中はちょっと屋台が多め。
南禅寺近くの一寺にて。
南禅寺。逢坂の関を越えた疎水の水が、ここに流れ出る。
こちらは円山の東大谷。
南禅寺でのワンショット。

―撮影:2001年11月(疎水、東大谷)、2004年11月(南禅寺、西大谷、東福寺)―

≪メモ≫

いずれも交通のアクセスがよいので、行くのには苦労しない。
南禅寺近辺は紅葉の秋も良いが、桜の季節もまた良い。

だがインクラインから真下にある道路への段差には気をつけたほうがいい(地下鉄蹴上駅前)。
何となく飛び降りれば歩道に下ることができるような錯覚を起こさせる、微妙な落差になっている。
ところがその落差は1m50cmを優に超えていて、飛び降りると高い確率で足をくじく羽目になることに。
かくいう私が体験したんだが。よくあのとき骨折しなかったものだ。