PING打ちテスト
一国の首相が秋葉原で得意になって演説する。
ヲタどもがそれを聴いて絶賛する。
首相と群集が、日本文化の優位性を確認し合って、気持ちの悪い仲良し集会。
吐き気がする。
もうヲタ文化は、死んだ。
首相がうぬぼれているような日本の素敵さなど、ヲタ文化にはない。
ヲタ文化は、人目に隠れてこそこそ楽しんでいた頃が、華であった。人目の明るみに引きずり出して、輝く力はないのだ。麻生は、秋葉原を最終的に殺した。
日本のヲタ文化なんぞ、とっくに世界の時代から、取り残されている。
アメリカ合衆国は、ついに人種の壁を乗り越えた大統領を、選ぼうとしているのだぞ。
かたや首相の激賞なされている日本のサブカルの世界で、いったい有色人種が、どれだけキャラとして取り扱われているというのか。全員これ白人(と、名誉白人である東洋人)ではないか。
いまだにアジアの諸文化を歪んだオリエンタリズムでしか扱おうとしない、サブカルの時代遅れの思考パターンに対して、恥を感じないのか。
皮膚感覚でレイシズムのヲタ文化が、次の時代に生き残れる可能性は、ない。
この戯画に描かれた日本人が、首相の表情に極めてよく似ている。
国民の精神の発達の度合もまた、ちょうど百年前の帝国主義時代と、同程度にしか至っていないようだ。