宦官の章 アーカイブ

一 邯鄲の家(1) --->2007年05月20日

一 邯鄲の家(2) --->2007年05月22日

二 力だけを信ず(1) --->2007年05月23日

二 力だけを信ず(2) --->2007年05月24日

二 力だけを信ず(3) --->2007年05月25日

二 力だけを信ず(4) --->2007年05月26日

三 破壊の後裔(1) --->2007年05月28日

三 破壊の後裔(2) --->2007年05月29日

三 破壊の後裔(3) --->2007年05月30日

四 革命の男(1) --->2007年05月31日

四 革命の男(2) --->2007年06月01日

五 李斯と韓非(1) --->2007年06月02日

五 李斯と韓非(2) --->2007年06月04日

六 孤独なる火花(1) --->2007年06月05日

六 孤独なる火花(2) --->2007年06月06日

六 孤独なる火花(3) --->2007年06月07日

七 帝国の闇(1) --->2007年06月08日

七 帝国の闇(2) --->2007年06月09日

八 幻影(1) --->2007年06月11日

八 幻影(2) --->2007年06月12日

八 幻影(3) --->2007年06月13日

八 幻影(4) --->2007年06月14日

九 沙丘の罠(1) --->2007年06月15日

九 沙丘の罠(2) --->2007年06月16日

十 逆転(1) --->2007年06月18日

十 逆転(2) --->2007年06月19日

十一 遺詔はある!(1) --->2007年06月20日

十一 遺詔はある!(2) --->2007年06月21日

十二 胡亥即位(1) --->2007年06月22日

十二 胡亥即位(2) --->2007年06月23日

十三 凋落への疾走(1) --->2007年06月25日

十三 凋落への疾走(2) --->2007年06月26日



2007年05月20日

一 邯鄲の家(1)

戦国北方の雄とは、趙国のことである。
国の貴族たちも、武人たちも、市井の国人たちもまた、それを確信していた。

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2007年05月22日

一 邯鄲の家(2)

子楚が呂不韋と共に邯鄲を脱出した直後、城市の者どもは怒りに任せて、城内にあった彼の屋敷を襲撃した。子楚は昔人質として王族らしからぬみじめな生活を強いられていたが、呂不韋からの援助を得てからは、邯鄲の城市の中でも一際目立つ立派な屋敷に暮らすようになっていた。

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2007年05月23日

二 力だけを信ず(1)

政と母はもう一歩で殺されかけたが、二人とも何とか生き延びた。

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2007年05月24日

二 力だけを信ず(2)

政が受けていた仕打ちを知った周囲の者は、しかし加害者の子弟たちを咎めることはできなかった。

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2007年05月25日

二 力だけを信ず(3)

実は、華陰と華陽の一族は、かつて趙王室につながる血筋であった。

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2007年05月26日

二 力だけを信ず(4)

趙を出た政は、生まれて初めて自分の故国の土を踏んだ。

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2007年05月28日

三 破壊の後裔(1)

(ろうあい)という宦官が、急速に秦の中で力を付けるようになっていた。

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2007年05月29日

三 破壊の後裔(2)

全権を掌握した後の秦王の攻撃は、迅速にして苛烈であった。

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2007年05月30日

三 破壊の後裔(3)

韓を亡ぼした翌年、秦は趙に総力を挙げて攻勢を行なった。

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2007年05月31日

四 革命の男(1)

覇業に進む若い秦王には、常に側に仕える謀士がいた。
李斯という、男であった。

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2007年06月01日

四 革命の男(2)

李斯は、それから過去の秦国の謀臣たちが犯した戦略的過失を、適確に説明していった。

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2007年06月02日

五 李斯と韓非(1)

李斯は、かつて荀子の下で学んだ時代があった。その時代、彼の最大の論争相手は、同学の韓非であった。

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2007年06月04日

五 李斯と韓非(2)

『法』。

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2007年06月05日

六 孤独なる火花(1)

秦に赴いた李斯は、見事に秦王に取り入ることに成功した。彼の弁舌の力と、自らの運命を切り開く気概のなせるわざであった。李斯は、以降秦王の謀士として仕えることとなった。

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2007年06月06日

六 孤独なる火花(2)

『史記』老子韓非列伝によると、李斯は韓非にその才が及ばず、そのため秦王の元に赴いた韓非に自分の地位が取って代わられるのを恐れたという。そのため、あえて秦王に韓非について讒言をなして陥れようと企んだとまで書かれている。李斯は、ここでも漢の学者によって、愚者として嘲弄の対象とされた。

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2007年06月07日

六 孤独なる火花(3)

秦王は、言った。

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2007年06月08日

七 帝国の闇(1)

秦王は、獄中から韓非が毒を仰いで命を絶った旨の報告を受け取った。

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2007年06月09日

七 帝国の闇(2)

天下の主人の始皇帝が、最も忌み嫌ったことは二つであった。

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2007年06月11日

八 幻影(1)

胡亥は産まれた後、始皇帝によって趙高に預けられた。

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2007年06月12日

八 幻影(2)

心中で思っていることは正反対であれ、胡亥は父帝の前ではそれを一切表に出さず、実に忠実に仕えた。

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2007年06月13日

八 幻影(3)

その日も、始皇帝は復道(ふくどう)・甬道(ようどう)で繋がれた二百七十の宮殿望楼のどこかに潜んでいた。大臣百官たちは、この数年皇帝に直接会うことすらほとんど出来ないようになっていた。壁を巡らせて奥に潜む皇帝は、ついに外界の他人を一切拒絶しようとするその心を、形として完成させたかのようであった。それは、膨大にして完全に孤独な空間であった。

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2007年06月14日

八 幻影(4)

始皇三十七年十月、癸丑の日に、始皇帝は東に向けて巡幸に出発した。

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2007年06月15日

九 沙丘の罠(1)

始皇帝の巡幸は、征服した各地を威圧するための旅であった。

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2007年06月16日

九 沙丘の罠(2)

沙丘。

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2007年06月18日

十 逆転(1)

始皇帝は、言った。

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2007年06月19日

十 逆転(2)

闇の中に白く映る少女の姿を前にして、始皇帝は言った。

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2007年06月20日

十一 遺詔はある!(1)

始皇三十七年七月の夜が明けた、次の日―

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2007年06月21日

十一 遺詔はある!(2)

李斯は、これまで存在をまるで無視していたこの法刑に詳しい宦官が、どれほど大それたことを企んでいるのかを始めて知った。これまで趙高は、始皇帝の影のように目立たず付き従っていただけの存在であった。その先入観と、いま李斯の目の前に展開された企みとの格差はあまりにも激しすぎた。

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2007年06月22日

十二 胡亥即位(1)

李斯は、逡巡して言った。

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2007年06月23日

十二 胡亥即位(2)

趙高は、公子胡亥の客人を使者として、上郡にいる扶蘇と蒙恬に向けて詔を送った。始皇帝の名の下に、彼ら二名に自殺を命じる詔であった。

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2007年06月25日

十三 凋落への疾走(1)

かくして巡幸の列は咸陽に入り、ついに二世皇帝胡亥の名で始皇帝の喪が公布された。

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2007年06月26日

十三 凋落への疾走(2)

二世皇帝の即位から明けて翌年の春、先年に続いて巡幸がまたも行なわれた。

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各章アーカイブ

           
第一章 兵法の章


           
第二章 伏龍の章


           
第三章 宦官の章


           
第四章 動乱の章


           
第五章 楚滅秦の章


           
第六章 死生の章


           
第七章 楚漢の章


           
第八章 背水の章


           
第九章 国士無双の章


           
第十章 挽歌の章