楚滅秦の章 アーカイブ

一 河北の暴風(1) --->2007年08月21日

一 河北の暴風(2) --->2007年08月22日

ニ 鴻鵠の歌(1) --->2007年08月23日

ニ 鴻鵠の歌(2) --->2007年08月24日

ニ 鴻鵠の歌(3) --->2007年08月25日

三 盗賊道中(1) --->2007年08月27日

三 盗賊道中(2) --->2007年08月28日

三 盗賊道中(3) --->2007年08月29日

四 将の器に非ず(1) --->2007年08月30日

四 将の器に非ず(2) --->2007年08月31日

五 動かぬ軍(1) --->2007年09月01日

五 動かぬ軍(2) --->2007年09月03日

六 哀しき稼業(1) --->2007年09月04日

六 哀しき稼業(2) --->2007年09月05日

七 昌邑の餓狼(1) --->2007年09月06日

七 昌邑の餓狼(2) --->2007年09月07日

八 売国知将(1) --->2007年09月08日

八 売国知将(2) --->2007年09月10日

九 断!(1) --->2007年09月11日

九 断!(2) --->2007年09月12日

十 北へ --->2007年09月13日

十一 智者動く(1) --->2007年09月14日

十一 智者動く(2) --->2007年09月15日

十二 退路は要らぬ(1) --->2007年09月17日

十二 退路は要らぬ(2) --->2007年09月18日

十三 戦場(1) --->2007年09月19日

十三 戦場(2) --->2007年09月20日

十四 旭日の刻(1) --->2007年09月21日

十四 旭日の刻(2) --->2007年09月22日

十五 変の変(1) --->2007年09月24日

十五 変の変(2) --->2007年09月25日

十六 覇王誕生(1) --->2007年09月26日

十六 覇王誕生(2) --->2007年09月27日

十七 解放の後(1) --->2007年09月28日

十七 解放の後(2) --->2007年09月29日

十八 酔狂先生(1) --->2007年10月01日

十八 酔狂先生(2) --->2007年10月02日

十八 酔狂先生(3) --->2007年10月03日

十九 先生の奪城(1) --->2007年10月04日

十九 先生の奪城(2) --->2007年10月05日

二十 我は西へ --->2007年10月06日

二十一 将よりも、軍師として(1) --->2007年10月08日

二十一 将よりも、軍師として(2) --->2007年10月09日

二十二 騅馬の騎士(1) --->2007年10月10日

二十二 騅馬の騎士(2) --->2007年10月11日

二十三 窮鳥獲るべし(1) --->2007年10月12日

二十三 窮鳥獲るべし(2) --->2007年10月13日

二十四 章邯降る(1) --->2007年10月15日

二十四 章邯降る(2) --->2007年10月16日

二十四 章邯降る(3) --->2007年10月17日

二十五 覇王の夢(1) --->2007年10月18日

二十五 覇王の夢(2) --->2007年10月19日

二十六 武関に急ぐ(1) --->2007年10月20日

二十六 武関に急ぐ(2) --->2007年10月22日

二十七 武関突破(1) --->2007年10月23日

二十七 武関突破(2) --->2007年10月24日

二十八 胡亥死すべし(1) --->2007年10月25日

二十八 胡亥死すべし(2) --->2007年10月26日

二十八 胡亥死すべし(3) --->2007年10月27日

二十九 亡国の鑑(1) --->2007年10月29日

二十九 亡国の鑑(2) --->2007年10月30日

三十 覇王残虐(1) --->2007年10月31日

三十 覇王残虐(2) --->2007年11月01日

三十 覇王残虐(3) --->2007年11月02日

三十 覇王残虐(4) --->2007年11月03日

三十一 これが英雄か(1) --->2007年11月05日

三十一 これが英雄か(2) --->2007年11月06日

三十二 楚軍を去る(1) --->2007年11月07日

三十二 楚軍を去る(2) --->2007年11月09日

三十三 秦の滅亡(1) --->2007年11月09日

三十三 秦の滅亡(2) --->2007年11月10日

三十四 天命を信じろ!(1) --->2007年11月12日

三十四 天命を信じろ!(2) --->2007年11月13日

三十四 天命を信じろ!(3) --->2007年11月14日

三十五 法三章(1) --->2007年11月15日

三十五 法三章(2) --->2007年11月16日

三十六 鴻門への道(1) --->2007年11月17日

三十六 鴻門への道(2) --->2007年11月19日



2007年08月21日

一 河北の暴風(1)

定陶の戦で大敗した楚は、必死の防戦態勢を取った。

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2007年08月22日

一 河北の暴風(2)

章邯に鉅鹿を包囲されて、趙の命運は窮地に陥っていた。

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2007年08月23日

ニ 鴻鵠の歌(1)

今、彭城に再び戻った項羽が、自らの時を過す場所は一つしかなかった。

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2007年08月24日

ニ 鴻鵠の歌(2)

呂馬童は、殴り飛ばされた項羽に対して、罵倒の声を張り上げた。

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2007年08月25日

ニ 鴻鵠の歌(3)

乾いた雪が、静かに舞っていた。

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2007年08月27日

三 盗賊道中(1)

かくして、楚の総力を挙げた卿子冠軍が、北へ向けて進発することとなった。

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2007年08月28日

三 盗賊道中(2)

沛公が沛に戻ったのは、妻の実家の呂家に行くためであった。

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2007年08月29日

三 盗賊道中(3)

沛公は、今回の遠征に際しても、妻子を呂家の者と共に沛に残すことにした。

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2007年08月30日

四 将の器に非ず(1)

この頃、張良子房は韓王国再興のために奔走していた。

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2007年08月31日

四 将の器に非ず(2)

結局、韓は何らの攻勢を行なうこともできず、その上これまでに取った城市まで失ってしまった。

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2007年09月01日

五 動かぬ軍(1)

韓信は、項羽の配下で郎中という職にあった。郎中とは、宮中の宿直役である。現在は戦時であるので、将の近くにいて諸事を取り扱ったり時に参謀の役目を果たしたりしていた。

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2007年09月03日

五 動かぬ軍(2)

「なにっ!」
怒る項羽に対して、宋義は言った。

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2007年09月04日

六 哀しき稼業(1)

章邯は、鉅鹿に籠る趙王と右丞相の張耳を、引き続き強烈に包囲し続けていた。

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2007年09月05日

六 哀しき稼業(2)

会戦の結果は、絵に描いたような全滅であった。

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2007年09月06日

七 昌邑の餓狼(1)

この頃の、沛公の動きである。

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2007年09月07日

七 昌邑の餓狼(2)

彭越は、陳勝の蜂起からずっと情勢をうかがってきたことを話し、この時期になって挙兵することになった次第を、語っていった。

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2007年09月08日

八 売国知将(1)

沛公は、彭越と共に昌邑の秦軍を攻めた。

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2007年09月10日

八 売国知将(2)

韓信は、北の趙戦線で陳餘が大敗したことを聞いて、趙の崩壊が近いことを予感した。

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2007年09月11日

九 断!(1)

その晩、斉の使者のところに、急ぎの伝令があった。

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2007年09月12日

九 断!(2)

かつて呉中で郡守の殷通を斬った時の、再現であった。

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2007年09月13日

十 北へ

楚軍は、ついに進んだ。

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2007年09月14日

十一 智者動く(1)

天才の作戦は、時に無謀と紙一重である。

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2007年09月15日

十一 智者動く(2)

そのとき、韓信が立って一喝した。

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2007年09月17日

十二 退路は要らぬ(1)

大軍の、渡河であった。

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2007年09月18日

十二 退路は要らぬ(2)

『史記』項羽本紀は、このとき項羽が兵に携行させた兵糧は三日分のみであったと伝えている。

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2007年09月19日

十三 戦場(1)

冬の朝が、明けようとしていた。

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2007年09月20日

十三 戦場(2)

甬道への攻撃は、翌日も続けられた。

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2007年09月21日

十四 旭日の刻(1)

章邯は、楚軍が突如として現れたという報を棘原で聞いた。

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2007年09月22日

十四 旭日の刻(2)

弩(いしゆみ)は、中国文明が発明した古代の恐るべき新兵器であった。

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2007年09月24日

十五 変の変(1)

戦場の様相は、刻刻と変化していく。

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2007年09月25日

十五 変の変(2)

円陣を組んだ江東軍は、今日を死に場所と戦った。

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2007年09月26日

十六 覇王誕生(1)

駆け付けたのは、当陽君黥布の軍であった。

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2007年09月27日

十六 覇王誕生(2)

呂馬童が向かった先に見えたのは、蘇角将軍の陣。

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2007年09月28日

十七 解放の後(1)

章邯の秦軍は、鉅鹿の包囲を断念して、南の棘原に撤退した。

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2007年09月29日

十七 解放の後(2)

鉅鹿の城内で、項羽は趙王歇からも勇戦を称えられた。実権は張耳と陳餘の手にあるとはいえ、彼もまた趙国の君主として籠城を続けていた身であった。

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2007年10月01日

十八 酔狂先生(1)

北で、項羽は驚くべき戦いを行なっていた。
しかし、中国は広大である。

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2007年10月02日

十八 酔狂先生(2)

確かに、狂生の身なりは儒者であった。

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2007年10月03日

十八 酔狂先生(3)

沛公は、外から大声で怒鳴った男について、彼の正体が儒者であることを聞いた。

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2007年10月04日

十九 先生の奪城(1)

「陳留です。」
酈生は、沛公の問いに答えた。

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2007年10月05日

十九 先生の奪城(2)

酈生は、陳留の県令に会見して、懇々と説得した。

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2007年10月06日

二十 我は西へ

こうして、酈生兄弟の活躍によって、陳留はあっけなく陥落した。

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2007年10月08日

二十一 将よりも、軍師として(1)

灌嬰は、言った。

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2007年10月09日

二十一 将よりも、軍師として(2)

結果は、あっけないほどに易い勝利であった。

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2007年10月10日

二十二 騅馬の騎士(1)

秦帝国は、ようやく憂慮すべき事態が近づいて来た。

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2007年10月11日

二十二 騅馬の騎士(2)

進んで来たのは、一見すると通常の秦兵であった。

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2007年10月12日

二十三 窮鳥獲るべし(1)

楚軍は、辛うじて今回の戦を守り切ることに、成功した。
もし項羽がいなければ、突如現れた新しい秦軍の陣形と、恐るべき強さを見せた騅馬の騎兵によって大敗していたことであろう。

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2007年10月13日

二十三 窮鳥獲るべし(2)

司馬欣が言うには、かつて項梁が楚の滅亡後に潜伏していた時期の、ことであるという。

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2007年10月15日

二十四 章邯降る(1)

司馬欣は、章邯に言った。

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2007年10月16日

二十四 章邯降る(2)

蒯通の予想どおり、章邯はすでに崩れ始めていた。

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2007年10月17日

二十四 章邯降る(3)

騎士は、倒れ伏した呂馬童に向けて、馬首を巡らせた。

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2007年10月18日

二十五 覇王の夢(1)

楚軍に、章邯将軍からの使者がやって来たとの情報が伝わった。

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2007年10月19日

二十五 覇王の夢(2)

項羽は、騎士に言った。

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2007年10月20日

二十六 武関に急ぐ(1)

二世皇帝三年七月、秦将章邯は、殷墟で項羽と会見した。

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2007年10月22日

二十六 武関に急ぐ(2)

沛公軍は、南陽郡攻略に取り掛かった。

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2007年10月23日

二十七 武関突破(1)

沛公軍は、胡陽という地で秦軍を攻めた。

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2007年10月24日

二十七 武関突破(2)

武関に対峙する山々が、楚軍の旗で埋め尽くされた。

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2007年10月25日

二十八 胡亥死すべし(1)

沛公の武関侵入前後の出来事について、『史記』の秦始皇本紀と高祖本紀の両者には食い違いがある。

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2007年10月26日

二十八 胡亥死すべし(2)

弑逆の日は、始まった。

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2007年10月27日

二十八 胡亥死すべし(3)

回廊を逃げる胡亥を、閻楽たちは剣を光らせて追い掛けた。

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2007年10月29日

二十九 亡国の鑑(1)

かくして、胡亥は自殺した。

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2007年10月30日

二十九 亡国の鑑(2)

子嬰は、あまりの売国の策に、腰を抜かしそうになった。

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2007年10月31日

三十 覇王残虐(1)

二世皇帝三年の、秋以降の事件の推移を確認しておこう。

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2007年11月01日

三十 覇王残虐(2)

韓信は、楚軍で軍紀が守られなくなり始めていることに、憂色を強めていた。

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2007年11月02日

三十 覇王残虐(3)

このころ項羽は、全軍の総指揮として後方を進んでいた。

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2007年11月03日

三十 覇王残虐(4)

自分の幕舎に戻った項羽は、一人で席に座って、長く嘆息した。

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2007年11月05日

三十一 これが英雄か(1)

項羽は、闇の中で一人になった。

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2007年11月06日

三十一 これが英雄か(2)

夜、韓信は楚軍に向けて馬を走らせていた。

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2007年11月07日

三十二 楚軍を去る(1)

新安では、殺戮の労働が始まっていた。

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2007年11月09日

三十二 楚軍を去る(2)

歩いて行く小楽に追い付いた韓信は、後ろから彼の肩を掴まえた。

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三十三 秦の滅亡(1)

新安の虐殺を、やむをえない軍事行動であったと見るべきか。それとも、無意味な勝者の暴力であったと批判するべきか。

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2007年11月10日

三十三 秦の滅亡(2)

沛公軍が駐屯した覇上は、驪山の西の麓にあって南から関中平原に入る口であった。

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2007年11月12日

三十四 天命を信じろ!(1)

降伏を受け入れた沛公の一行は、咸陽城に向けて進んでいた。

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2007年11月13日

三十四 天命を信じろ!(2)

沛公とその一行は、咸陽宮にいた。

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2007年11月14日

三十四 天命を信じろ!(3)

沛公は、張良に言い返した。

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2007年11月15日

三十五 法三章(1)

目を覚ました沛公は、将兵に一切の掠奪を禁じた。

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2007年11月16日

三十五 法三章(2)

沛公は、言った。

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2007年11月17日

三十六 鴻門への道(1)

張良子房は、韓軍の将として覇上にいた。

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2007年11月19日

三十六 鴻門への道(2)

范増の進言は、正しかった。

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各章アーカイブ

           
第一章 開巻の章


           
第二章 伏龍の章


           
第三章 皇帝の章


           
第四章 動乱の章


           
第五章 楚滅秦の章


           
第六章 死生の章


           
第七章 楚漢の章


           
第八章 背水の章


           
第九章 国士無双の章


           
第十章 垓下の章



終章~太平の章