死生の章 アーカイブ

一 前夜(1) --->2007年11月20日

一 前夜(2) --->2007年11月21日

一 前夜(3) --->2007年11月22日

一 前夜(4) --->2007年11月23日

ニ 対峙(1) --->2007年11月24日

ニ 対峙(2) --->2007年11月26日

三 剣と盾と(1) --->2007年11月27日

三 剣と盾と(2) --->2007年11月28日

四 笑と怒と(1) --->2007年11月29日

四 笑と怒と(2) --->2007年11月30日

五 鴻門始末 --->2007年12月01日

六 咸陽入城(1) --->2007年12月03日

六 咸陽入城(2) --->2007年12月04日

七 悪・夢・現実(1) --->2007年12月05日

七 悪・夢・現実(2) --->2007年12月06日

八 分かたれた天下(1) --->2007年12月07日

八 分かたれた天下(2) --->2007年12月08日

九 故郷に帰る猿(1) --->2007年12月10日

九 故郷に帰る猿(2) --->2007年12月11日

九 故郷に帰る猿(3) --->2007年12月12日

十 再起に向かえ、我が王(1) --->2007年12月13日

十 再起に向かえ、我が王(2) --->2007年12月14日

十一 孤ならずとも(1) --->2007年12月15日

十一 孤ならずとも(2) --->2007年12月17日

十二 士人の刻(1) --->2007年12月18日

十二 士人の刻(2) --->2007年12月19日

十三 傲然無名(1) --->2007年12月20日

十三 傲然無名(2) --->2007年12月21日

十四 無双の二人(1) --->2007年12月22日

十四 無双の二人(2) --->2007年12月24日

十四 無双の二人(3) --->2007年12月25日

十五 大将軍に任ず(1) --->2007年12月26日

十五 大将軍に任ず(2) --->2007年12月27日

十六 東伐献策(1) --->2007年12月28日

十六 東伐献策(2) --->2007年12月29日

十六 東伐献策(3) --->2007年12月31日



2007年11月20日

一 前夜(1)

知兵之章-楚漢太平記 第二部


季節は、酷寒の十二月であった。

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2007年11月21日

一 前夜(2)

(― あなたが覇王の道を進むために、必ず沛公を除かれよ!)
亜父范増の叱咤に促されて、ついに項羽は全軍に号令する決意をした。

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2007年11月22日

一 前夜(3)

沛公の陣舎では、男たちが暗く沈んでいた。

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2007年11月23日

一 前夜(4)

絶体絶命に追い込まれたとき、慌ても逃げもしない。

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2007年11月24日

ニ 対峙(1)

翌日の朝、沛公は覇上を起った。

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2007年11月26日

ニ 対峙(2)

本日の酒宴の席は、もとは項羽が沛公を攻める前祝いとして諸将をねぎらうために、范増が用意したものであった。

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2007年11月27日

三 剣と盾と(1)

躱(かわ)された。

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2007年11月28日

三 剣と盾と(2)

項伯の名を叫んだのは、張良であった。

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2007年11月29日

四 笑と怒と(1)

宴席の外が、にわかに騒がしくなった。

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2007年11月30日

四 笑と怒と(2)

「― いや本日は、興趣ある酒宴であった!」

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2007年12月01日

五 鴻門始末

実に、鴻門の会は沛公劉邦の生涯で最大の危機であった。彼の生涯において、死ぬかもしれない瞬間は何度もあった。だが、鴻門の会での彼は、殺されるはずの運命であった。彼がここまで追い詰められた瞬間は、後にも先にもなかった。

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2007年12月03日

六 咸陽入城(1)

翌日、項羽は咸陽に向けて総軍を進める命を出した。

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2007年12月04日

六 咸陽入城(2)

項羽は、今や全てを無に戻して、無から天下を書き直したいと望んだ。

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2007年12月05日

七 悪・夢・現実(1)

咸陽の破壊は、翌日も続いていた。

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2007年12月06日

七 悪・夢・現実(2)

溱與洧     溱水(しんすい)、洧水(いすい)
方渙渙兮    川面に水、あふれ
士與女     士(おのこ)と女
方秉蕑兮    蕑(かん。ふじばかま)を摘まん
女曰觀乎    女は問う、「もう行きましたか?」
士曰既且    士は答える、「もう、行きましたよ。」
且往觀乎    それじゃあ、もう一度川辺に行こうよ
洧之外     洧水の川辺は
洵訏且樂    春草萌え、まことに楽し
維士與女    士と女
伊其相謔    二人で、痴話など交わす
贈之以刁藥   贈る草は、芍薬(しゃくやく)にしよう

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2007年12月07日

八 分かたれた天下(1)

咸陽城に、火が点けられた。

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2007年12月08日

八 分かたれた天下(2)

ひとまずの詮議が終わって、項王の裁断を陳平が持ち帰って来た。

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2007年12月10日

九 故郷に帰る猿(1)

春、戲水(きすい)の辺に全ての諸侯が集結させられた。

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2007年12月11日

九 故郷に帰る猿(2)

この席で、あえて項王に異を唱えようというのか?

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2007年12月12日

九 故郷に帰る猿(3)

弁士から冠を着けた沐猴(さる)と痛罵された項王の命令は、しかし貫かれた。

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2007年12月13日

十 再起に向かえ、我が王(1)

項王は、彭城を都として梁・楚九郡の君主となった。

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2007年12月14日

十 再起に向かえ、我が王(2)

夕陽が落ちて、もう暗くなり始めていた。

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2007年12月15日

十一 孤ならずとも(1)

張良と韓信は、城市の商家で相対していた。張良が昔商人に身をやつしていた頃に、この商家の者と知己であった。

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2007年12月17日

十一 孤ならずとも(2)

夏は、暦と共に日が長く、高くなっていく。

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2007年12月18日

十二 士人の刻(1)

日もすでに西に落ち始めて、二人は丘から降りていった。

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2007年12月19日

十二 士人の刻(2)

韓信は、まだ明けぬ夜のうちに、林媼さんの家を出た。

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2007年12月20日

十三 傲然無名(1)

こうして、韓信は漢王に帰属するために、漢中に赴いた。

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2007年12月21日

十三 傲然無名(2)

組織の中に新参の者が転がり込んだとき、それを力とすることができるか。

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2007年12月22日

十四 無双の二人(1)

蕭何もまた、賭けることができる男であった。

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2007年12月24日

十四 無双の二人(2)

最近の漢王は、戚氏の虜となっていた。

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2007年12月25日

十四 無双の二人(3)

漢中の拠点である南鄭から北西に向けて、隴西天水方面につながる道が作られている。

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2007年12月26日

十五 大将軍に任ず(1)

丞相が薦める男ならば、間違いがあるはずもない。

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2007年12月27日

十五 大将軍に任ず(2)

秋風が吹くにはまだ早い、秋の暦が始まった頃の一日。

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2007年12月28日

十六 東伐献策(1)

任命式の後、漢将たちが一同に朝廷に会した。

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2007年12月29日

十六 東伐献策(2)

韓信は、言った。

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2007年12月31日

十六 東伐献策(3)

韓信は、言った。

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各章アーカイブ

           
第一章 開巻の章


           
第二章 伏龍の章


           
第三章 皇帝の章


           
第四章 動乱の章


           
第五章 楚滅秦の章


           
第六章 死生の章


           
第七章 楚漢の章


           
第八章 背水の章


           
第九章 国士無双の章


           
第十章 垓下の章



終章~太平の章