台湾で何が一番うまかったかと聞かれれば、私は「生フルーツジュースだ!」と答えたい。街角の一角に必ずあって、マンゴー、パイナップル、グアバ、柳丁(オレンジ)、芭楽(ナシの一種)、あるいはそれらのミックスジュースを手早く作ってくれる。日中35度以上の炎天下を金もないので足で歩き回ったが、この生フルーツジュースのおかげか体力は衰えなかった。真夏は肉なんか食べるよりも、フルーツとかゴーヤーなどの色つき野菜をジュースにしてガンガン飲んだほうが、よっぽど体力維持に役立つんじゃないか?沖縄の人たちも、台湾の人たちも、それがわかっているから色つき野菜や果物を採っているんだろう。
(以下は、一人前の分量)
豚肉こま切れ 50グラム |
ゴーヤー 1/2本 |
薄あげ(中身のつまったもの) 1/2片 |
卵 1個 |
しょうゆ大さじ1、みりん大さじ1、だしの素少々 |
前もって調味料は混ぜ合わせておく。
ゴーヤーは5ミリ幅で切って、ボールに入れて軽く塩をふっておく。豚肉は食べやすい大きさに切る。
薄あげを短冊切りに。
正式は豆腐の水を切って、油で表面をこんがり焼き付ける。だが手間で面倒くさい。そこでよく考えてみたら、豆腐の表面を焼いたらそれはおあげと言うんじゃないのか?、、、こう思い切った。思い切ったので、薄上げを使うことに決めた。ただし、中身がまだ豆腐状で残っている製品を選ぼう。中身まで揚がってふわふわになってしまった製品は、ふさわしくない。
フライパンに油を引いて、豚肉を炒める。
豚肉にだいたい火が通ったら、ゴーヤーを入れて、さらに薄あげを入れる。
調味料をまわし入れて、溶き卵を流す。
私の個人的見解としては、豆腐を使うよりもこうやって薄あげを使った方が、むしろ美味いと思う。厚揚げを使っても、またよいかもしれない。