中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

もしお気に入れば、ついでにランキング投票も。

台北四十八時間 アーカイブ

台北四十八時間 - まずは、前書き。 --->2006年07月18日

台北四十八時間 06/06/29AM00:00 --->2006年07月19日

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台北四十八時間 06/06/29AM08:00 --->2006年07月21日

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台北四十八時間 06/06/30PM07:30 --->2006年08月15日



2006年07月18日

台北四十八時間 - まずは、前書き。

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2006年六月末、台湾に行ってきた。

二年前に香港に行って以来の、中国文化圏への旅行だった。

と言っても、行ったのはせいぜいの三泊四日。しかも一日目は中正国際空港に深夜に着いて、送迎バスで台北・西門町のホテルに入ったのは現地時間で日が変わっていた。さらに四日目は朝まだ暗い時間にもう帰りの便のためにホテルを出たので、事実上二日間の旅だ。だから何てことはない。何てことはないが、色々と心に残った。足だけを頼りに、二日間日中は三十五℃を上回る炎天下の台北を歩き回った。その足が感じた、二日間の記録である。

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2006年07月19日

台北四十八時間 06/06/29AM00:00

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日本人(リーベンレン)、OK?


関空発の飛行機が遅延して、中正国際空港に到着したのは予定より一時間遅れて夜十時三十分だった。

入国審査の長い列、、、あ、入国カードをまだ書いていない。だがどこに置いてあるのか分からない。だから窓口に行って、聞いた。


「不好意思、請告訴我哪裡 disembarkment card ?」(漢語中級篇)

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2006年07月20日

台北四十八時間 06/06/29AM00:30

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西門町の『夫婦春秋』


さて、日付はもう変わってしまったが、このまま寝るわけにはいかない。こんな時間だから大それたことはできないながらも、街中に出てみようではないか。

ホテルのすぐそばに、食べ物屋が集まった一角が何ヵ所かあった。その一店に入る。

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2006年07月21日

台北四十八時間 06/06/29AM08:00

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でこぼこの歩道



ホテルに帰って缶ビールを2本流し込んで、寝た。目覚まし時計が部屋に備え付けられていないのが、ちょっと困った。

という心配も杞憂(きゆう)。きっちり朝食の時間、朝8時に起きることができた。自分の体内時計の正確さに、感謝するばかりだ。誰に感謝するのか?うーん、神さまにだろうか。

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2006年07月22日

台北四十八時間 06/06/29AM09:00

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台湾名物、機車(単車)二人乗り - 観察篇



ヴィム・ヴェンダース監督の映画『ベルリン・天使の詩』Der Himmel über Berlinの冒頭近くで、刑事コロンボの役で有名なピーター・フォークが映画内での役もまた「俳優ピーター・フォーク」となって、映画撮影のために旅客機でベルリンの上空にやってくる。映画の中の「俳優ピーター・フォーク」は上空からベルリンを眺めながら、つぶやく。「ベルリンか・・・エミール・ヤニングス(1920年代のドイツ映画スター)・・・ケネディ(J.F.ケネディ。1961年に当時の西ベルリンを訪問し、"Ich bin Berliner!" - 私はベルリン人だ - と演説して群集を熱狂させた )・・・シュタウフェンベルク(1944年のヒトラー暗殺未遂事件の首謀者のひとり)・・・・ばあさんならこう言うだろう、"Go spazielen"って。」と。
この"spazielen"はドイツ語で、「散歩する」という意味だ。

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2006年07月23日

台北四十八時間 06/06/29AM09:30

「ウルムチ」の道教寺院



大稻埕(ダーダオチェン)の目抜き通り、迪化街(ディファジェ)に入った。


この通りはまち全体の統一的な雰囲気が取れている。

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2006年07月24日

台北四十八時間 06/06/29AM10:30

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孔廟 - ビデオ鑑賞一回目



暑い。

まだ朝方なのに、自分が体力を消耗し始めているのが体で分かった。この炎天下の台北でいきなり歩き始め、体がこの気候の中での運動に慣れていない。このままでは旅行を続けられないと感じた。そこで"Go spazielen"はしばらくやめにして、地下鉄で移動することにした。とりあえず北の孔廟を見たら、一旦ホテルに帰ろう。そうしてシャワーを浴びて着替えを済ませて、次の行動に進もうではないか。すでに上着は汗でびっしょりとなっていた。


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2006年07月25日

台北四十八時間 06/06/29AM12:00

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孔廟 - ビデオ鑑賞二回目



孔廟に観光に行った人ならばきっと多くの人が会っていると思うのだが、私はここで先生・おねえさんのお二人と、ずいぶん長話をした。

一応「先生」「おねえさん」と、日本語で言っておく。お二人とも日本語が(おそらく漢語つまり標準中国語よりも)上手で、しかも私は彼らの母語であるはずの閩南語(福建省南部の言葉)をよく知らないので、あえて日本語で「先生」「おねえさん」と呼ぶことにしたい。(だから、日本語の「せんせい」の意味を込めて使います。漢語の軽い敬称である「先生」(シャンシェン)とは違う意味です。)

一応言っておくと、先生はこの孔廟ゆかりの一族の人である。おねえさんもこの辺の地元の人で、若い頃から孔廟の釈奠礼(せきてんれい。後に詳しく述べるが、孔子さまの生誕記念日)の裏方さんとして参加していた人である。


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2006年07月26日

台北四十八時間 06/06/29PM01:00

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孔廟 - ビデオ鑑賞三回目



この孔廟で、毎年九月二十八日に行なわれるのが、孔子さまの生誕日を祭る釈奠礼(せきてんれい)である。

この祭典は日本統治時代の1931年から、当時まだなお完工していなかったこの孔廟で始められた。第二次大戦が終結した1950年代以降、台北孔廟はその伝統を持続しただけでなく、さらに大々的に祭礼を挙行するようになったのである。儀式は、考証に基づいて古代の礼に則って行なわれる。儀式の首座である正獻官(せいけんかん)は台北市長が担当し、以下民生局長をはじめ市政府・市議会のトップクラスや学校校長・各区区長に市役所主任などが儀式に参加する。中央の総統府からも、内政部長が代理として派遣される。この面々に加えて、佾生(いつせい)と呼ばれる舞い手三十六人が、明朝時代の文献に残る記録に基づいた「佾舞」(いつぶ)という古代演舞を奉納する。、佾生は明朝時代の古代礼服をまとい、「翟」(てき。キジの羽)と「籥」(やく。竹の笛)をそれぞれの両手に持って、規定に基づいた舞いを行なうのである。この佾生はもともと地元の大龍國小の生徒が担当していたが、1989年以降は成淵國中の生徒に引き継がれている。(以上、漢語版Wikipediaの「台北孔子廟#祭礼大典」と台北市発行の孔廟パンフレットの説明に基づいて書いた。)



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2006年07月28日

台北四十八時間 06/06/29PM02:30

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孔廟 - 多謝、多謝、來飮茶!



おねえさん「昔の台北でいちばん大きなお祭りは、ここと、それと芝山岩(しざんがん)だったね。芝山岩にもよく行ったもんだよ。小学生の頃に、生徒みんなで並んで勤労奉仕に行った。」
数時間前に先生と話をしていたとき、先生が「ろくしせんせい」について何度も言及されたが、私は当初何を指しておられるのか、よくわからなかった。先生が字を書いてくれて、やっと思い至った。台北の北、士林(シーリン)にある芝山岩にまつわる歴史的事件について言っておられたのだ。つまり、「六氏先生」なのだ。私はこの事件についてある程度知っていたが、「六氏先生」という言い方は知らなかった。この「六氏先生」と芝山岩については、私は次の日に日本がかつて建てた「六氏先生」を祀る神社である芝山巖祠(しざんがんし)の跡に足を運んだので、その際詳しく書くことにしたい。

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台北四十八時間 06/06/29PM03:30

いやな嗅覚だわ。



かくして、うれしい意味で孔廟に長居してしまった。すでに日は西日の陽射しに近づいていて、外の通りは相も変わらず強烈に暑い。だが気力が回復していたので、ホテルに戻る前に、ついでに近くの大龍峒保安宮(ダーロンドンバオアンゴン)を回っておくことにした。

ところでこの大龍峒保安宮や孔廟がある近辺の通りには、哈密街(ハミ。東トルキスタンの都市)、酒泉街(甘粛省の都市)、庫倫街(クーロン。モンゴルの首都ウランバートルの旧名)とこれまたずいぶんロマンチックな名前が付けられている。どうも地図を見て思うのだが、この台北市街西北にある大同区の通りには、単純に中国の西北方面の都市名が付けられているのではないだろうか。そうやって改めて考えてみると、市街西南にある萬華区の通りの名前は桂林、広州、昆明と中国西南地方の地名になっている。市街東北の中山区には吉林、長春、撫順の名があるし、市街東南の中正区には紹興、抗州、徐州、福州、済南と、中国東部~東南部の名前をつけた通りがある。国民党は、この臨時首都の台北を名前だけでもミニ中国にしたかったのであろうか。

台湾建築美の一好例。

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2006年07月29日

台北四十八時間 06/06/29PM05:00

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台湾名物、機車(単車)二人乗り - 体験篇



西門町・西寧南路のホテル「一楽園」に帰る。シャワーを浴びて着替えたら、すぐに出る。旅行でゴロゴロするのは、私の趣味ではない。生フルーツジュースを飲んだら、何だか元気も回復していた。

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2006年07月30日

台北四十八時間 06/06/29PM07:00

土地の人々、土地の神さん



年期の入った建物。戦前のものであろうか。


桃源街の牛肉麺の店を出て、さて次はどこに行こうか。そろそろ夜で今日は晴れているし、台北で一番高いビルにでも行ってみるか。そう考えて、地下鉄西門駅へ。

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2006年07月31日

台北四十八時間 06/06/29PM08:00

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肉がそんなに好きなん?



恩主公さんは、交通のアクセスがあまりよろしくない。最寄のMRT(地下鉄)の駅がなくて、西の民権西路駅までずいぶん長距離を歩いた。もともと恩主公さんは原野の中の敷地に建てられたというから、中山区の北のあたりはごく最近の台北市の膨張によって開けたのだろう。

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2006年08月01日

台北四十八時間 06/06/29PM10:00

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Orz....的節目(プログラム)



昨日の晩と同じように台湾ビールを二缶コンビニで買って、西門町のホテルに戻った。途中でインターネット喫茶に入ってみようかとのぞいて見たが、料金がべらぼうに高いのでやめにした。


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2006年08月03日

台北四十八時間 06/06/30AM08:00

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牯嶺街(1)



二日目も早々に起きる。昨日と同じく、ホテルの地下でバイキング形式の朝食。この一日も、市内と郊外中心に回ろうと思った。故宮博物院は、しっかり内容を見る気力があれば行くことにしよう。

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2006年08月04日

台北四十八時間 06/06/30AM09:00

牯嶺街(2)



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ふつうの中国的な赤レンガの塀の向こうに、入母屋(いりもや)の屋根瓦が見える。おそらく最近になって模倣して作られたものではない、戦前の本物の日本式住宅だ。


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2006年08月06日

台北四十八時間 06/06/30AM10:00

芝山岩の上で(1)



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MRT(地下鉄)淡水線は、途中から地上に出て高架を走っていく。郊外の淡水まで走る相当に長い線だ。途中の車窓から、超高級ホテルの圓山大飯店(ユァンシャンダーファンディエン、英名"The Grand Hotel")が見える。中華宮殿風の大建築で、とにかく目立つ。蒋介石が外国の賓客を迎えるホテルが台北にないことを憂慮したので、宋美齢(ソンメイリン)夫人の提案によって建てられた。明治日本の鹿鳴館と同じで、しょせんは外の目に向けて作られた、浮世離れした建築物である。


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2006年08月07日

台北四十八時間 06/06/30AM10:30

芝山岩の上で(2)



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山の頂上に着いた。遠景にうっすら見えるのっぽのビルは、台北で二番目の高さの新光摩天大楼である。ここからTAIPEI101は、山の後ろに隠れて見えない。

だが「かなりきつい山道」という情報を聞いていたから少々身構えて登ったが、正直私の感想は、「これしきの山で大変だなどと言っていては、京都の伏見稲荷の参拝などとてもできないぞ?」と言っておこう。だいたいここはお宮さんなのだから、地元のオジイやオバアも参拝しているはずなのだし(実際していた)、何ほどの山道でもないはずだが?


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2006年08月09日

台北四十八時間 06/06/30AM12:00

芝山岩の上で(3)



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「學務官僚遭難者之碑」の前に置かれていた、台北市政府の説明プレートである。このように書いてある。


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2006年08月10日

台北四十八時間 06/06/30PM01:00

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空と ― ジャンクと ― マングローブ!



芝山岩で色々と調べ物をしたので、どうやら頭の力をほとんど使い切ってしまったようだ。もう故宮博物院をしっかりと見て回るだけの判断力が、頭に残っていない。

こんな状態で行くのは不幸だ、と思ったので、今回の旅行では故宮博物院行きをパスすることにした。また台北に来た機会に、じっくりと見ることにしよう。だがこっそりと意見を言っておくが、あれは大陸中国の宝であって、この島の宝ではない。蒋介石の知恵袋であった国際骨董品商の張静江(1877 - 1950)が、日中戦争時に北京から一番価値のある文物をごっそり持ち出して重慶に運んだものだ。それが国民党の大陸脱出と共に台北に運び込まれて、結果として台北の「故宮」の方にむしろ超一流の宝が入っている。だから、いずれあれは北京に返すのが筋だと、私は思う。


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2006年08月12日

台北四十八時間 06/06/30PM03:00

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ILHA FORMOSA(美しい島) !



淡水の景色は、すばらしい。坂の街である。背景にある陽明山塊から降りてくる傾斜が、淡水河に沈むそのあわいにある。川は間もなく東シナ海に注ぐ寸前にあって大河であり、しかも海水が入り込んで海のような深い色をたたえている。街並みは縦横にはりめぐらされた坂道でつながれて、台湾の都市らしく飲食店が豊富で華やかである。しかしさんさんと降り注ぐ陽光と海からの風の下、油っこさは取り除かれて爽やかな印象を観光客に与える。活力と美がどちらもどちらを圧倒しないで、調和を保っている。そんな小都会であった。


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2006年08月13日

台北四十八時間 06/06/30PM06:00

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残金二塊錢



対岸の八里から淡水に戻って、ようやく朝から何もまとまったものを食べていない事実を捨て置けないほどの空腹感を感じた。メインストリートの客家料理店に入った。台湾ビールを一本と、「客家煎豆腐」に「山苦瓜炒鹹蛋」を注文した。しめて、330元(約1150円)。


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2006年08月15日

台北四十八時間 06/06/30PM07:30

與八仙過海 - 八仙と海を過(こ)える -



TAIPEI EYEは、中国と台湾の伝統演劇・音楽を上演する劇団である。木戸銭がちょっと高いが、金を払って観るに十分値する、ハイレベルなパフォーマンスを見せる。上演30分前から劇場前のフロアに入ることができて、そこでは役者たちがメーキングする場面も見ることができるのだ。


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