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2006年09月 アーカイブ

2006年09月01日

OL蔡桃桂2006/09/01

成長的瞬間←漫畫(まんが)ページへ

久方ぶりに小馬が登場。彼の女殺しのチャームは、35歳以上だけに通用する。だから、35歳の誕生日が来た瞬間に、女性は小馬の魅力に突如開眼するのだ、、、人はそれを「你終於成為了歐巴桑!(あんたもとうとう歐巴桑になったね!)」と表現する。普通女性の前で「今35歳になりませんでした?」などと言うのはセールストークとしてタブー中のタブーだが、歐巴桑はすでに小馬の上級魔法にかかっているから、沒問題。

しかし、今回出てきた歐巴桑は、35歳でも大変若い。今や「現代の60歳は昔の45歳」と言われる時代だから、今の35歳など、まだまだ十分通用する。いけるぞ小馬、彼にもついに春が訪れそうな予感。そうかそうか、すっかり影が薄いんで忘れていたが、彼のロマンス篇がありうるか。

毛球寶兒2006/09/01

一樣的月光←漫畫(まんが)ページへ


ようやく忘れ去られかけていた阿茲と洋蔥男孩も再登場して、全員の無事が確認されました。阿茲・OnionBoyのコンビは地味だからね、、、だが彼らは一ヶ月近くの間、どうやってサバイバルしていたのであろうか?

こうやって登場キャラの2×4の組合せが作られると、それぞれが地・水・火・風のコンビになっているような気がする。

  • 火 ・・・ 神秘兔と阿甘。情熱的だが、短気。
  • 風 ・・・ 蠢花と毛球寶兒。マイペース。
  • 水 ・・・ 愛莉森と小隊長。冷静だが、動きが遅い。
  • 地 ・・・ 阿茲と洋蔥男孩。地味(笑)。


ところで下の訳の阿甘の言葉だが、「唄」(漢語の読みはbài)の意味が実はよくわかりません。「陪」(同伴する。漢語の読みはpéi)のことだろうか。


(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)

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そばめし

しょうゆとかきソースで味をつける、そばめしの別バリエーション。

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2006年09月02日

やさしいビジネス英語 06/09/02

今日の「やさしいビジネス英語」(杉田敏/クリス・松下、NHKラジオ第二でPM11:15~11:30)のフレーズから、印象に残ったもの。

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2006年09月04日

毛球寶兒2006/09/04

番外篇‧四格漫畫的奧義←漫畫(まんが)ページへ


そうか、一周年か。私が見始めたのは3ヶ月前からなのだが。mickeymanさん、おめでとうございます。キャラも増えてきて、ますます"Furry Bow"(『毛球寶兒』の英訳)ワールドが拡がってきましたね。


四格漫畫(四コマまんが)の奥義は、それはそれは奥が深いものなんだ、、、全くそうだ。しかし、台湾の四コマ漫画では、日本でよく使われる「一コマ何もしゃべらない、全く動かない」というシーンを見かけないような印象がある。日本では吉田戦車あたりが使い始めて、あずまきよひこの『あずまんが大王』によって芸術の域まで到達した手法であるが。「間」を使った描き方というのは、日本文化に特有の現象なのだろうか?確かにたった四コマしかないのに、何もセリフも動きもないコマを一つ(あるいはそれ以上)入れるのは、描きたい情報を削ってしまうことだ。本当に言いたいことをわざと言わない日本の文化と、それは密接につながっている描き方なのかもしれない。

2006年09月05日

OL蔡桃桂2006/09/05

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はははは。BL(Boys' Love)か。そいでもって腐女子か。たまたま漢語でも「婦」(fù)と「腐」()とは声調違いの類似音になっているので、当地でもギャグとして成立するのだろうか。BL(やおい or 801ともいう)にハマる「婦女子」のことを「腐女子」というのは2ちゃん由来だったっけ?

かつて、少年漫画が脳ミソまで筋肉であることをよしとする熱血・友情・勝利路線に狂っていた時代、少女漫画は高度の知性とガラス細工のように繊細な人間関係を描いていた。当時の少女漫画を読み解くために必要な精神年齢は、少年漫画よりも10歳高かった。私も八十年代中期の『花とゆめ』『ララ』の高踏さを、あきれ返りながらも読んでいたものだ。だがその一方で婦女子たちはやおい創作に目覚め始めて、腐女子となっていった。『キャプテン翼』、『聖闘士星矢』、『鎧伝サムライトルーパー』などの本来少年向けに描かれた漫画やアニメをBL化する二次創作に、腐女子たちは熱中したものだ。当時、『星矢』のアニメで、明らかに腐女子たちの受けを狙った「アンドロメダ瞬がキグナス氷河を抱きしめて暖めるシーン」が挿入されたことを思い出す。腐女子の世界は、この頃から高度な物語を求める時代から転換して、意味も筋もはっきり存在しない性的ファンタジーを楽しむ方向に進化(あるいは退行?)していったのだ。その腐女子の変化を、十年遅れで男のヲタクたちが追っかけていった。作品の中から「萌え」要素だけを抽出して「ヤマなし、オチなし、イミなし」の男女のからみだけを熱中して描く二次創作が、ヲタたちの興味の中心となったのであった。男のヲタたちが周回遅れで物語を求めるゲームに熱中したのが『エヴァンゲリオン』であったが、当の作品自体がそれを自己否定していった後には、物語が倒壊した廃墟の上に「萌え」の燃えかすだけが残っていた。その焼けただれた土壌に、以降「腐男子」どもの「萌え路線」だけが繁栄するようになったのであった。一番「やおい」的創作が作りやすいギャルゲーが腐男子どもの愛好するテーマの首座に踊り出たのが、ちょうど『エヴァ』が終了した直後であった。それは、時代を非常に象徴的に表していた。

(以上、講義終わり)

やさしいビジネス英語 06/09/05

今日の「やさしいビジネス英語」(杉田敏/クリス・松下、NHKラジオ第二でPM11:15~11:30)のフレーズから、印象に残ったもの。

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2006年09月06日

にんにくの茎と豚肉炒め

にんにくの茎にさらににんにくを加えて、豆板醤でまとめる。薬味たっぷりの炒め物。

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毛球寶兒2006/09/06

女生説話要注意聽!←漫畫(まんが)ページへ


Liebesliedのお時間。

多くを付け加える必要など、ないでしょう。

男の子と女の子が思うような結果が得られずに、思いもよらなかったところから素晴らしい結果が得られるのは、男性と女性が本来的にはわかりあえない異邦人どうしであって、すれ違うのが当たり前だからだ。だからこそ、偶然に当たって放たれた火花は、誰にも予想がつかないクリエイティヴなものとなる。世界に何事かを付け加える原動力は、それだけなのだ、、、、

なんちゃって。


(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)

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めばるの煮付け

焼き魚を作るのは、難しい。だが煮魚ならば素人でもできる。めばるを一尾、まるごと煮付け。

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2006年09月07日

OL蔡桃桂2006/09/06

營養←漫畫(まんが)ページへ

田支店長の天才は特製の奶粉(粉ミルク)のおかげだというのは、以前にも書かれていた。そしてその奶粉は五歳児にしか効果がないことも(この話以降を参照)。してみると、支店長の能力はただのドーピング効果にすぎないということなのであろうか。歳を取れば一切の効果が尽きて、ただのガキに戻るということなのか。もしそうだとしたら、それはひどいなあ。

西洋諸国を漢字で書いたときの表現は、国によって日本語と漢語で若干違う。下は、前が日本語、後ろが漢語。

アメリカ 米国/美國
フランス 仏国/法國
ドイツ  独国/徳國
イタリア 伊国/義國
ロシア 露国/俄國

漢語では、アメリカやドイツ・イタリアに対して、日本語よりももっとよい字を当てている。アメリカは「美しい国」、ドイツは「徳のある国」、イタリアは「義(ただ)しい国」。イギリスは日本語・漢語共通で「英国(英國)」つまり「かしこい国」である。だがロシアだけは、漢語の当て字はよい字とは言えない。「俄」は「にわかに」あるいは「かたむく」という意味がある。日本語の当て字の方がずっとましだ。ロシア=ソ連を敵国視していた中華民国(台湾)のみならず、中共でも同じ字を使っている。まあ中共も結局、同様に途中から反ソに方針転換したのであるが。こうして見ると、ロシアを除けば少なくとも西洋諸国に対しては、昔の伝統であった「外国には汚い字を当てる」習慣が解消されているようだ。しかしモンゴルはいまだに「蒙古」である。「蒙古」は昔の中華帝国が付けた、思いっきり悪い字だ。これは全然変えていない。長年の伝統となってしまったから、モンゴル人も受け入れてているというわけなのだろうか。

やさしいビジネス英語 06/09/07

今日の「やさしいビジネス英語」(杉田敏/クリス・松下、NHKラジオ第二でPM11:15~11:30)のフレーズから、印象に残ったもの。

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2006年09月08日

毛球寶兒2006/09/08

嘴硬←漫畫(まんが)ページへ


正面切って追えば、それは野暮となって情も冷めてしまう。しかし、本心を隠せば、伝わらずにすれ違うかもしれない。男女の「粋」の心は本当に難しい。相手が相手のことを想う、イマジネーションが必要だ。互いが結果を出すのを恐れて、壊れて離れてしまうその一歩手前の間合いで作られる関係が、最も純粋で美しい世界なのでありましょう。饐える直前のフルーツが一番甘く、腐る直前の肉が一番美味いのと同じなのです。(なんつー比喩だ!)


(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)

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2006年09月09日

九月 - 円山公園

円山公園から見た、九月の東山。まだ紅葉には遠い。季節が変わったことを告げるものは、地上を見たときにそちこちに見える、エノコログサやイヌタデの雑草ばかり。夏の間中しぶとく咲き続けたサルスベリの花も、もうすぐ店じまいだ。

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OL蔡桃桂2006/09/08

睡相←漫畫(まんが)ページへ

蔡桃桂は子供好き。きっとよい主婦になれるでしょう。久しぶりに牛舞花も登場、、、小さく。結構好きなキャラなんだけれどナー。しかし「拍馬屁」(ご機嫌を取る、へつらう)とはすごい表現だな。お尻のことは「屁股」と言うし。この辺の漢語は、実にあかぬけない下卑た口語だ。古典の「漢文」と違って、「漢語」は美的表現の洗練を十分に受けていない。

ところで、最近RIVERの塗りが少し変わったな。以前は髪にグラデーションを使っていたが、今は二色塗りをしている。肌の塗りも明るい色の面積が大きくなった。そのため全体的に明るくなった印象を受ける。奇摩高校の頃と比べると、絵柄も相当に変化した。長期連載で絵が変わるのは、漫画家ならばよくあることだが。『魔方陣グルグル』の衛藤ヒロユキなどは、連載中に何度も大幅に絵柄が変わったものだ。『北斗の拳』の原哲夫も、コミックスの1巻と最終巻とではケンシロウの表情が全然違う。彼らに比べれば、RIVERの絵の変化はまだまだ大したことない。

カレー丼

和風だしの、立ち食いそば屋のカレー。すぐにカレーを食べたくなったときには、これだ。

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やさしいビジネス英語 06/09/09

今日の「やさしいビジネス英語」(杉田敏/クリス・松下、NHKラジオ第二でPM11:15~11:30)のフレーズから、印象に残ったもの。

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2006年09月10日

小竹葉豆腐(『豆腐百珍』の五十)

天明二年(1782)刊行の料理本『豆腐百珍』記載の豆腐料理一つ、「小竹葉豆腐」(おざさどうふ)を作ってみた。

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2006年09月11日

毛球寶兒2006/09/11

沒有麵包哪有愛情←漫畫(まんが)ページへ


ああ、、、やっぱりこうなるのね。まあこの後も話は続いていくんだから、このぐらいで寸止めしておいたほうが、物語としてはいい。だが超貧窮文芸青年の小隊長が誰かに飯をおごるなどと言い出すのは、これは驚天動地の出来事。TAIPEI101から飛び降りるぐらいの大事業だ。やるじゃねーか。

小吃(シャオチー、軽食)の話が出てくる。日本では香港式の飲茶(ヤムチャ)という言葉の方がよく通っている。軽い食事ならば何でも小吃なので、フライドチキンとかサンドイッチとかも入るのだ。雞排(フライドチキン)は、台北のいろんなところで売っていた。

ところで「甜死人紅茶」は、少し迷ったあげく「思いっきり甘い紅茶」と訳しておいた。"死人"という言葉が出てきてギョッとするが、"死"という語は漢語では強調の字として普通に使われるもので、深刻な意味はないはずだ。「氣死我了!」(腹が立つなあ!)「嚇死我了!」(あーびっくりした!)など。


(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)

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煮込みハンバーグ

百人百様の作り方があるのが、ハンバーグ。だから日本には数千万のレシピがあるに違いない。今回煮込みハンバーグにしたのは、中まで十分に火を通すため。電子レンジがあれば簡単に火を通すことができるんだけれどね、、、でも狭い部屋だから置く空間がないし、、、

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2006年09月12日

OL蔡桃桂2006/09/11

備份←漫畫(まんが)ページへ

備份(バックアップ)はきちんと複数の媒体で取ろう、というお話。同じ硬碟(ハードディスク)にいくつもバックアップを取ってもダメ。地震災害などによるリスクを回避するためには、他の地域にあるサーバーにバックアップを置いたほうがベターなのでしょうな。

文章のみならず、音声も画像も全て記録されてアーカイブとして残っていくのが、デジタル時代だ。昨日はアメリカ同時多発テロの5周年記念日で、当局はテロとの戦いの意義を強調するのに躍起になっていた。あの事件は、出来事 event が時代を表すシンボルとして語られる最後のものとなるかもしれない。あの事件のあった2001年あたりを分水嶺として、ブログが爆発的に発達してネット社会の情報発信の密度が質的に変化した。"Web2.0"と宣伝フレーズのように大袈裟に呼ばれる現象とは、あらゆる人間がネット上にひょいひょい情報を発信し始めて、権威ある情報の編集者 editor が自明の理として特定できなくなった状態のことを指すのであろう。現在残っている半世紀前のナチスや第二次大戦の映像は、全てがカメラマンと編集者の手によって都合よく構成された「やらせ」映像である。何かのメッセージを伝えるために、撮り手が操作をしているのだ。そしてほんの少し前の時代まで、人間に与えられる情報環境は、このような撮り手の「やらせ」によって操作されたバーチャルリアリティでしかなかった。ところが2001年あたりからブログとデジカメの普及によって文章も映像も無数にネットに上せられる時代となり、撮り手が無数に現れてあっちこっちにバーチャルリアリティのコンテンツが乱立するようになった。この時代に至って、もはや権威ある編集者が構成して消費者に与える「物語」は消えたのではないだろうか。たとえ今後関東大震災級の大災害が起っても、シンボリックな事件として後世に物語られることはなくなるような気がする。各人が撮り手となり編集者となって、無数の物語となって拡散していくのではないだろうか。

なんだか、硬いこと書いてしまった。ギャグ漫画のコメントなのに。

やさしいビジネス英語 06/09/12

今日の「やさしいビジネス英語」(杉田敏/クリス・松下、NHKラジオ第二でPM11:15~11:30)のフレーズから、印象に残ったもの。

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2006年09月13日

OL蔡桃桂2006/09/13

長假←漫畫(まんが)ページへ

張瑜梢、長期休暇を申請。父の仇を討つために南太平洋の島に行く?彼の父親は娘と同じ拳法家で、かつてLATTEに拳法技を伝授したことがある。しかし張の言葉の中にしか出てこず、謎の人物だった(この話参照)。久しぶりに長編シリーズが始まるようであるな。

あんまり書くことがないので、漢民族の姓の話題でも。張瑜梢の姓は、他の登場人物と同様に食べ物の「章魚焼」(チャンユゥシャオ、たこ焼き)をもじったものだ。しかし、こういった物語の中で名前を作る場合、漢民族の姓の数(2006年の調査で4100個見つかったという。漢語版Wikipediaより)は極めて限られていることが、意外と制約になってしまうだろう。つまり、日本ならばほとんど無数に姓が存在しているので、マンガや小説で突拍子もない姓を作者が思いついて付けても、「ひょっとしたらありうるかもしれない」として読み手に受け入れられて自然と通ってしまう。しかし姓の数が明確に限定されている漢民族では、突拍子もない姓が作品中に現れたら、おそらく読み手は外国人かニックネームのどちらかと受け止めるに違いない。「無限数」という感覚を前提に持っているか、「有限数」という感覚を前提に持っているかの違いがそこにある。

この漢民族と日本との差は、家系を維持していくことが文化の中心に圧倒的に存在し続けてきた漢民族と、歴史の途中で家系の維持の意義が薄れてしまった日本との差である。日本では古代の「藤原」氏や「源」氏の子孫たちは、鎌倉時代ごろから住み着いた土地の名を苗字(みょうじ)として付け始め、以降この苗字が社会で一般に使われるようになった。「足利」家は下野国足利荘に住んだ源氏の一族であるし、「一條」家は京都の一條通りに邸宅を構えた藤原氏の一族である。こうして、地名だけでなくいろんな由来から家の苗字が付けられるようになった結果、その数は現在無数となったのだ。漢民族はそうではない。台湾では「陳・林はどこにでもいる」ということわざがあるらしい。実際、この陳さん・林さんの二姓を合わせると、台湾の約二割に達するという。漢民族全体の平均値では、その五大姓は「李・王・張・劉・陳」となる。このうち漢帝国の国姓であって漢代以降に爆発的に増えた劉姓を除く四姓は、戦国時代にはすでに歴史文献に無数に登場してくる最もよくある姓となっていた。漢民族はその時代から、社会の骨格の伝統を変えずにしぶとく持ち続けていたというわけなのであろう。(そして異民族が漢化すると、たいてい漢民族のよくある姓を名乗ってしまうので、姓が多様化しない。昔の匈奴人は多くが「劉」姓を名乗っているはずだし、鮮卑人は「元」姓などを名乗るようになった。台湾の原住民たちは、「潘」姓を名乗ることが多かったという。)

毛球寶兒2006/09/13

番外篇‧只是在參考←漫畫(まんが)ページへ


今回はmickeyman先生の、学校での奮闘記。遊びと創作の境界とはあってなきがごとしのものよ、、、って、悟りの境地に入ってしまったら、きっと全部遊びになってしまって上達しないだろう。難しいもんだ。

かな文字やアルファベットのような表音文字が本来ない漢字であるが、コミックスの世界では「クチへん」をつけることによって表音文字とみなすお約束がいつのまにかできあがっている(音を表す方法として注音字母(注音符號)もあるが、コミックスでは見たところマージナルにしか使われていないようだ)。「哈哈哈」は「ハハハ」だし、「吼喔喔喔喔」は「うおーーーーっ」だろう。そして「嘎啊啊啊」と書けばおそらく「キャーーーッ!」(女性の叫び声)だろう。だが、「嘿嘿嘿嘿」は?おそらく「ヘヘヘヘ」だろうが、漢和字典では「嘿」の字は「mò」と読むとなっている。伝統的な読み方から外れて、「クチヘンは表音文字」として右側の「黑」(またはhēi)に引きずられた読みとなっていると思われる。面白い現象だ。

2006年09月14日

オムライス

チキンのオムライスもいいが、チープさ満点のハムのオムライスも、またいいものだ。

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2006年09月15日

草かんむりに、秋 - 梨木神社

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東山の石塀小路を歩いていると、塀越しから萩(はぎ)の枝がちょいと垂らされていた。そうか、今は萩の季節なのだな。蕪村句集にいわく、

黄昏や萩に鼬(いたち)の高台寺(明和五・七・二〇)



いにしえの時代には至るところで見られた萩も、元来が華やかさに欠ける花であるからか、今や観賞用としてもぱっとせずに片隅に追いやられてしまっている。雨続きの九月の間に空いた晴れ間の日に、御所の東隣りにある萩の名所の梨木神社(なしのきじんじゃ)に行った。


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毛球寶兒2006/09/15

集合吧!←漫畫(まんが)ページへ


愛莉森と小隊長のラブラブ(未遂)話はひとまず置いといて、熱い二人の男たちが再登場。絶招(必殺技、奥義)を空に向けて打って、みんなに知らせよやないか、、、阿甘の言葉が、また台語に戻ったようだ。ゆえに、今回の訳もこれまで同様阿甘の言葉は関西弁にしています。(今後はいちいち色を変えたりしません)


(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)

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2006年09月16日

OL蔡桃桂2006/09/15

老爸的島←漫畫(まんが)ページへ

うーむ、張瑜梢の父は殺されたのであろうか?真相を突き止めに彼女は「章魚島」に向う。島を占領している「花枝派」とは?謎は深まるばかりだ。張の帽子にはしっかり「TAKOYAKI」のロゴがある。

たこ焼きも章魚(タコ)の値段が上がって、チープな食べ物とは言えなくなってしまったなあ。昔は8個で100円の店なんかザラにあったもんだが。海産物を文字通り食い物にしていた日本人は、今しだいにそのツケを払わされようとしているようだ。ま、サンマとアジは豊漁が続いているようだから、これからの秋はサンマを食うことにしよう。

2006年09月17日

焼売

山積みにして、飽きるほど食べてみたいと夢想してしまうのが、餃子。鉄道旅行で車窓を眺めながら、ゆっくり味わいたいと思うのが、焼売。同じ点心でも、餃子は豪快なバカ食いが似合うが、焼売はつつましやかにのんびり味わうほうが、サマになる。

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2006年09月18日

毛球寶兒2006/09/18

全員到齊?←漫畫(まんが)ページへ


あら一気に見つかってしまった。意外と狭い島だったんだな。つまり神秘兔と阿甘以外は、真剣に探そうとしていなかったということか。結構サバイバルを楽しんでいたようだな。特に小隊長・愛莉森組は、、、

やっぱり忘れられている一人。めぞん一刻の二階堂くんみたいだな。忘れられていることがネタになる分、こっちの人にはまだ救いがある?


(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)

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ロールキャベツ

煮込むことがすなわち味わいを引き出す、ロールキャベツ。やはりこれは家庭料理だ。

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2006年09月19日

やさしいビジネス英語 06/09/19

今日の「やさしいビジネス英語」(杉田敏/クリス・松下、NHKラジオ第二でPM11:15~11:30)のフレーズから、印象に残ったもの。

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2006年09月20日

毛球寶兒2006/09/20

大事不妙←漫畫(まんが)ページへ


阿茲、、、忘れられることを芸にして生きる男、、、ヒゲ生やして若ハゲなんて、往年の谷村新司のようだな。しかしヒゲがなかったときの顔は、さだまさしであった。まあ彼はベーシストではあるが。

洋蔥男孩が綁架(誘拐、アブダクション)されてしまった!阿茲の言う、「他們」(奴ら)の正体とは?


(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)

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2006年09月21日

人馬往来 - 粟田口付近

彼岸ごろの午後は、まだまだつるべ落としのように急いで暮れるまではいかずに、傾く西日が長く続く。ザクロの木には大きな実が成り揃って、見るからに甘酸っぱそうだ。

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三条大橋から三条通り(旧東海道)を東に歩いていくと、ほどなく峠に行き当たる。京都七口の一つ、粟田口(あわたぐち)である。京都と東国を結ぶ交通の最も重要な関門であり、当然のことながら昔は関所が置かれていた。源平合戦以来、数多くの合戦の舞台ともなった。

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やさしいビジネス英語 06/09/21

今日の「やさしいビジネス英語」(杉田敏/クリス・松下、NHKラジオ第二でPM11:15~11:30)のフレーズから、印象に残ったもの。

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2006年09月22日

毛球寶兒2006/09/22

番外篇‧創作的動力←漫畫(まんが)ページへ


「沒想到作者自己竟然是最忠實的讀者」

― 意外にも、作者自身がいちばん忠実な読者だったりして。

むかし読んだ赤塚不二夫先生の『漫画の描き方』の本にも、同じことが書いてあった。いわく、

― 自分が読んで面白いと思わないもので、他人に面白いと思わせることができるか!

と。全く、そのとおりだ。漫画だけでなくて、どんな創作でも当てはまる金言だろう。


今日の台北の予想気温は24~27℃か、、、まだまだ暑いなあ。今朝の京都はさわやかな秋晴れで、早朝の最低気温は19℃。扇風機もクーラーもいらない。お彼岸を過ぎれば、やがて夜は寒くなってくる。

OL蔡桃桂2006/09/22

對象←漫畫(まんが)ページへ

「花枝」って、漢語で烏賊(イカ)の別称なのですな。私はタコ焼きよりもイカ焼きのほうが、どちらかといえばちょっと好きだったりする。姿焼きではなくて、溶いたメリケン粉にイカを入れて、卵といっしょに鉄板の上で押し焼きする方のヤツね。梅田阪神百貨店地下街の店が有名だ。イカと数の子を和えた「いか黄金」も、なかなか美味い正月料理だ。イカのくんせいも美味いのだが、あれは食べ過ぎるとたぶん体に悪い。それほどに添加物の味が強烈なジャンクフードだ。

続き物だから、あまり書くことがない、、、最近更新スピードが遅いし、、、、

モダン焼き

どのへんがモダンなのかよくわからないが、関西風お好み焼きの決定版、モダン焼き。

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2006年09月23日

ちゃんちゃん焼き

北海道の自然から遠く離れた野性知らずの京都の地で作る、軟派流ちゃんちゃん焼き。

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やさしいビジネス英語 06/09/23

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2006年09月25日

毛球寶兒2006/09/25

一個都不能少←漫畫(まんが)ページへ


洋蔥男孩(Onion Boy)は、未知の異星人にさらわれてしまった!奪回しなければならない!物語は宇宙的スケールになるのだろうか?しかし異星人の目から見れば、植物同盟国のみなさんたちは、知性を持った植物体として格好の研究対象であるだろうな。自力で生命活動のエネルギー源である炭水化物を合成できる彼らのメカニズムを解明すれば、大宇宙の長期航海にも大いに役立つであろう。

「一臂(いっぴ)を仮(か)す」という表現が日本語にも存在しているので、今回の訳は助かった、、、あまり使われない表現だが。神秘兔が漫画のコマ枠にもたれかかっている(そして、外部からそれをツッ込む)表現は、メタフィクションの構造として70年代ぐらいの日本漫画からおなじみのものですね。これも手塚治虫が開拓者なのだろうな。


(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)

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舞茸のかやくごはん

油と相性のよいマイタケを炊き込んだ、かやくごはん。ごぼうをたっぷり入れて。

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2006年09月26日

OL蔡桃桂2006/09/25

真相←漫畫(まんが)ページへ

ありゃりゃりゃりゃー!

こんなオチで終わりなのか。
あっけなかった、、、もっと長編になると思っていたのに。果たしてイカ派のご子息とタコヤキ娘との恋愛話がこれから進行するのであろうか?だが張には実は死んだと思っていた元恋人のウナギ派の男がいて、彼は結婚の話が進んでいる所に、記憶を失って登場するのであった、、、、これじゃ、冬ソナだな。

張のお相手(?)の花支完お兄さん(27)だが、なんと「花」姓って百家姓にあるんだな。ディズニー映画にもなった木蘭(ムーラン)のフルネームが、「花木蘭」だ。彼女は京劇の中では「花小将軍」と呼ばれている。

やさしいビジネス英語 06/09/26

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2006年09月27日

彼岸過ぎて - 東大谷

彼岸を過ぎれば、夜の風は冷たくすらなってきた。今年は秋の深まりがいつもよりぐっと早い。

彼岸参りの参拝者でにぎわう東大谷(大谷別院)の境内には、季節どおりに彼岸花が生え出ていた。

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この花、不思議なことに葉が出る前に花を咲かせ、花が散ってから葉を出す。日本にはいつの時代からあったのかわからないほど昔から住み着いてたはずの花であるが、「幽霊花」などと呼ばれて古来から大して観賞の対象にされてこなかった。ひょろりと立った茎に着いた真っ赤な花の姿が何だか血まみれのさらし首みたいに見えて、不吉だからであろうか。それともここのように、墓地のそばに咲くような荒地を好む習性ゆえであろうか。

毛球寶兒2006/09/27

宇宙遇同郷?←漫畫(まんが)ページへ


洋蔥男孩(Onion Boy)をさらった異星人は、白タマネギ人だった、、、ああ、やっぱり植物人たちは宇宙からの使者だったのだな。そして蠢花に力を授けたのも、全ては地球上でサンプルを使って行なわれたシミュレーション実験だったのか。

、、、などという、ちゃぶ台をひっくり返すような設定まではいかずに、異星人は蒜頭(ニンニク)人であった。匂いは「辛香味」で、タマネギとは違うものだという。この辺、日本語の匂いの表現には、実はあまり幅がない。ニンニクの匂いは日本語では「刺激臭」とか「ツンとくる匂い」とか表現されるが、これらは食べ物の匂いをズバリ言い当てた言葉ではない。洋蔥男孩が間違えた「辛辣」(シンラー)という匂い(味)もまた、日本語で表現できない。日本語で「辛辣」(しんらつ)といえば単に「批判が厳しくて、容赦しない」という意味を現す語句であって、「辛辣な味」などという表現はない。日本語には「からい」という言葉しかなくて、「辣」(舌を焼く感覚)と「麻」(唇をしびれさせる感覚)と「香」(鼻をつく感覚)の区別がないのだ。料理用語は、さすがに漢語のほうが日本語よりも鋭い表現を持っている。


(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)

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2006年09月28日

OL蔡桃桂2006/09/27

退婚的條件←漫畫(まんが)ページへ

ちょっとずつ、張瑜梢の過去が明らかにされてきた。彼女はキン肉アタルだったわけか。家業を継承することを嫌い、修行場の島から逃げて、OLになった。しかしやはり、彼女は拳法を捨てることはできなかったのだ。そのため父は一計を案じて、殺されたという知らせを彼女に渡しておびき寄せ、いいなずけと婚儀を、、、、

張と花支完とは、「指腹為婚」(チーフーウェイフン、母親のお腹の中にいる時に、親同士が婚約させてしまう)の間柄であった。「指腹為婚」は、中国独特の風習で中国では古来からあったものだという。親の家どうしが近しい間柄の際に両家の結婚を予約してしまうものであって、子供たちが幼い頃から婚約させる「奉子成婚」とは別のものである。まあどっちにしろ、子供にとってはたまんない迷惑であることにはまちがいない。いいなずけなんざあ、ラブコメやギャルゲーでは最もおいしい設定だとはいうものの、、、。世の中そんなにうまく相性が会うとは、限らない。それが合っちまうのが、ラブコメのご都合主義なのだが。あまりにも例が多すぎて、それらをいちいち挙げる気にもなりません。

鶏とナッツ炒め(宮保鶏丁)

火加減の調節が決め手の四川料理。カシューナッツを使った。

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2006年09月29日

毛球寶兒2006/09/29

盛情難卻←漫畫(まんが)ページへ


異星人は、意外にも洋蔥男孩(Onion Boy)に友好的であった。タマネギも肉を食えるのだろうか?肉にタマネギといえば、まさしくバーベキューだな。カルビーのサッポロポテトバーベキュー味は、私が幼児の頃から大好きなスナックだ。昔は私がこれを食っていると、周りの家族が「臭い!」と言って嫌がった。学校でもそうで、これをおおっぴらに食べるのはなぜかどうも気が引けたものだ。これまでにない新しい風味だったから、みんな異様さを感じたのであろうか?しかし、四半世紀を越えた(ははは、私はそういう年だ)現在でもそのままの味で生き残っているということが、私の舌の好みが正しかったことを証明している。庵野秀明もこれが好物で、『ふしぎの海のナディア』でこのスナックが缶詰入りの非常食として登場した。もちろんNHKだから、商品名など絶対出てこなかったけれど。

漫画本来の話に戻ると、最後のコマで洋蔥男孩が口をつかまれてうまくしゃべれないで発した言葉を、違う漢字で表していますな。結局こうするしかないのか。日本語ならば(下の訳のように)かなを使えば一発で表現できるのだが。注音字母(漢語の発音を表記する特殊文字)でも表現できるのかもしれないが、文全体を注音字母にしたらネイティブでもやはり意味が通じなくなるのだろうなあ。私はもちろん全く読めないが。


(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)

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秋の蓮 - 大行寺

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昨日、アパートの一部屋飛ばした隣に住んでいた老婆が、遺体で発見された。死後相当日経っていたようで、すでに遺体には蛆がわいていたという。

警察からそう言われてみると、確かに先週末ぐらいから、部屋の前からトイレ臭が出始めるようになっていた。長期間外出してトイレを不潔にしているときに臭う臭気と同じものであったから、不快でありながらも全く気にも止めていなかった。おそらく、それは死後体内に残っていた尿素(体内には老廃物として多量に流通している)が分解されてアンモニアに変成した臭いだったのであろう。警察らが部屋を空けたときの臭気は、隣の部屋にも侵入してくるほどに強烈なものであった。いわゆる「死臭」とは、あのような目を開けてもいられない臭いであるのか。ほとんど顔もあわせたこともない婆さんであったが、全くの孤独死であった。私の住んでいるアパートでは、よく人が死ぬ。以前別の隣に住んでいた老人が孤独死して発見されたし、上の階でも火事があって一人焼死したことがある。これで三人目だ。



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2006年09月30日

OL蔡桃桂2006/09/29

關鍵←漫畫(まんが)ページへ

ニュースによると、昨日の晩行政院(台湾中央政府の総称。行政院長は総統が任命する首相)が、突然今年10月9日(月)を休暇にして代わりに10月14日(土)を出勤日とする宣言をしたという。これは今年のカレンダーで中秋節(10月6日)と国慶節(10月10日。いずれも国民の休日)とが接近してしかも間に土日が挟まれているために、10月9日だけが平日となっていることを鑑みて、国民の便宜を考えて(?)宣言したらしい。五連休になるから喜ばしいことだが、一週間前の今になっていきなりとは、日本では絶対やらないようなことだなあ。小さい国だからテキパキできるということなのだろうか。そのもうすぐ来る二つの国民の休日が、中秋節と国慶節。中秋節は旧暦八月十五日なので、年によって9月と10月の間を行ったり来たりする移動祝祭日である。日本では芋煮会やったりする程度で国民レベルで祝う日ではないが、中国文化圏では伝統的に大々的に祝う。月餅(ユェピン)の贈答を行なうのも、この日が目当てだ。家族で夜にお菓子を食べて月見をするのが、本来の祝い方だという。もう一つの国慶節は、辛亥革命が始まったとされる日(1912年、湖北省武昌)。つまり中華民国の建国記念日である。といってもこの革命の意義は清朝が倒れたことであって、後にはトップが清朝最大実力者の袁世凱に代わっただけのほとんど中身は同じ政府が成立した。孫文や蒋介石の中華民国国民政府が覇権を握るのは、これから十五年後のことなのだ。


漫画については、続き物だから特に書くことがない、、、、

陽だまりの坂の下 - 粟田

東山は、坂の多い街だ。

東山区を南から北に伸びる東山三十六峰は、区の北辺の三条通りを通す粟田の谷あいで一旦切れる。粟田小学校の横から、粟田山荘の横を通る坂道が南へ向けて続いている。その坂の脇に、野菊の花が群がり咲いていた。

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