中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

もしお気に入れば、ついでにランキング投票も。

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陽だまりの坂の下 - 粟田

(カテゴリ:半徑半里圖會

東山は、坂の多い街だ。

東山区を南から北に伸びる東山三十六峰は、区の北辺の三条通りを通す粟田の谷あいで一旦切れる。粟田小学校の横から、粟田山荘の横を通る坂道が南へ向けて続いている。その坂の脇に、野菊の花が群がり咲いていた。

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坂道の上には、尊勝院という小さな寺がある。その横からさらに南に向けて登れば、東山の山中に入っていく。今日は九月最後の日で土曜日、山の下から小学校の運動会の放送が歓声と共に聞こえてくる。ここでは町と山とが、こんなにも接近している。さらに山道をずんずん進めばやがて将軍塚に至り、清水寺、清閑寺を通って国道一号線のトンネル前にたどり着くことになる。

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今日、将軍塚までの山道を歩いたが、途中で赤紫色の萩の花を見ることができた。外来種のアレチヌスビトハギでない、本物の萩の花だろう。これこそ、王朝時代に歌で詠まれた京の秋の山の花だ。

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