中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

もしお気に入れば、ついでにランキング投票も。

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カレー丼

(カテゴリ:"C"級グルメ道

和風だしの、立ち食いそば屋のカレー。すぐにカレーを食べたくなったときには、これだ。

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「階層化社会」と言うが、日本にはヨーロッパ社会で言う「階級」は、(まだ)存在していない。ヨーロッパ社会の「階級」は、所得の格差のみならず文化の格差でもある。上流階級と労働者階級とは、しゃべる言葉から食べる夕食の内容や愛好するスポーツの種類まで違う。イギリスの「庶民の味」とでも言うべきなのはフィッシュアンドチップスと温野菜のシチューぐらいであろうが、どちらも極めてイージーで何の技量も要らない料理であって、はっきり言って格下の料理である。それが階級間の文化格差であって、労働者階級が上流階級よりも文化的に優れている点などは、何もないのだ。

ところで最近ハウスバーモントカレーのプレミアバージョンが発売された。通常のルーより倍の値段がする。最近の消費のトレンドは「階層化」であって、製品が高級品と一般品の二段階に別れる傾向にあるという。しかしながら、しょせんは同じカレーである。値段が違うだけで、料理としての範疇まで変わるわけではない。食べる料理の内容にはっきり区別が現れたとき、日本社会は真の意味で階層化されたといえるかもしれない。冗談ではなくて、焼肉や寿司などはいずれ上流階級の食べ物として位置づけられる時代が来るような気がする。どちらもルーツはすぐれて庶民的な料理なのであるが、近年どんどん脱庶民化しているようだ。カレーはどうだろうか?




(以下は、2杯分の分量)

豚肉こま切れ 50グラム
じゃがいも(男爵) 3個
にんじん 7cm
玉ねぎ 1/2個
しょうが 1かけ
唐がらし 1本
カレールー 1~2個
だし カップ3
しょうゆ 大さじ1、ケチャップ 大さじ1~2、サラダ油 大さじ2
水溶きかたくり粉(水とかたくり粉を等量) 大さじ1
ご飯 好きなだけ




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学校の調理実習の流儀で、野菜を切り揃える。じゃがいもは二つ割り。にんじんは半月切り。玉ねぎはくし切り。じゃがいもは、すぐに煮上がって食べられる男爵を選ぼう。その横でスパイスも用意。しょうがはみじん切りに。唐がらしは種を取り除く。肉も食べやすい大きさに切っておく。


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まだ熱していない鍋にサラダ油をひいて、唐がらしを入れる。それから弱火でゆっくりと加熱する。いきなり高温で熱すると、唐がらしがこげてボロボロになってしまいます。


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唐がらしの色が変わったら、少し火の勢いを強くして、しょうがと豚肉を入れて炒める。


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肉があらかた炒まったら、強火にして野菜類を入れる。かき回しながら、全体に油が回る程度に炒める。


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だしを張る。最初は強火で、沸騰したら弱火にして、約15分間煮る。アクが出てきたらすくう。


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しょうゆとケチャップ、カレールーを入れて、溶かしながらいもが煮上がるまで煮る。ケチャップは多く入れれば酸味が強くなるので、酸味が嫌いならば量を減らす。カレールーは製品によって1かけの大きさが違うので、小さめの場合は2個入れよう。最後に水溶きかたくり粉を入れて、とろみを足す。



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丼に好きなだけご飯を盛って、上にかける。ケチャップとしょうゆの隠し味が効いて、「安っぽくて、美味い」味となった。丼ではなくて皿に盛ったら、和風カレーライスに早変わり。


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