中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

もしお気に入れば、ついでにランキング投票も。

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煮込みハンバーグ

(カテゴリ:"C"級グルメ道

百人百様の作り方があるのが、ハンバーグ。だから日本には数千万のレシピがあるに違いない。今回煮込みハンバーグにしたのは、中まで十分に火を通すため。電子レンジがあれば簡単に火を通すことができるんだけれどね、、、でも狭い部屋だから置く空間がないし、、、

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この「ハンバーグ」は、英語で何と言うのだろうか?英語版Wikipediaでは、なんと"Salisbury Steak"(ソールズベリーステーキ)の項目で説明されているのだ。

ソールズベリーステーキとは、ひき肉をステーキのように成型したものであって、通常ブラウンソースをかけて供される。

ソールズベリーステーキは、アメリカ南部で人気がある。アメリカ南部では、伝統的にグレービー(肉ソース)と焼いた玉ねぎを添えて出される。ソールズベリーステーキは、パブリックスクール(注:原文は"public school"。たぶんアメリカ英語での「公立学校」のことを指しているのであろう)のランチや冷凍食品の夕食でのお決まりのメニューである。

オックスフォード英語辞典(第二版)によると、ソールズベリーステーキはアメリカの医者J. H. ソールズベリー(1823-1905)によって発明されて、彼にちなんで命名された。オックスフォード英語辞典には、H.L. メンケン(H.L. Mencken)による報告が引用されている。それによれば、この名前は、「ハンバーガーステーキ」 hamburger steak という名称を、第一次大戦中に政治的配慮による婉曲語として言い換えたものである(注:"hamburger"とは、ドイツ語で「ハンブルクの」という意味がある。だから敵国ドイツの都市名を冠した言葉を言い換えたというわけ)。


日本料理として

日本語で言う「ハンバーグ」とは、日本で人気のあるソールズベリーステーキのことである。それは、ひき肉とみじん切りにした玉ねぎ、卵、パン粉を混ぜていろいろなスパイスで味を付け、厚さ約1cm・直径10~15cmの平らで丸い形に成型して作る。多くのレストランが、さまざまなスタイルのハンバーグを特製品としている(たとえば、びっくりドンキーなど)。付け加えて言えば、この食品は時に「ハンバーグステーキ」とも呼ばれている。

「ハンバーグ」は、1960年代に通常は高価な肉を比較的安く食べられる方法として、人気となった。その10年間雑誌は繰り返しレシピを載せ続け、日本文化において定番料理に踊り出たのである。だがこの料理の日本での歴史は、明治時代にまでさかのぼる。それは、外国人に初めて開かれた港のひとつである横浜で、初めて供されたと信じられている。1980年代以降、ソース入りの真空パックのハンバーグが売られるようになって、弁当に広く用いられている。冷凍ハンバーグもまた人気があって、しばしばファストフードスタイルのレストラン(注:ファミレスのこと)で供される。このハンバーグは、真空パックのものよりリッチな味わいがして歯ごたえのあるテクスチュアを持っているからである。


Hamburger Steak

アメリカ南部の多くの夕食店では、「ハンバーガーステーキ」 hamburger steak といえばグレービーをかけないで供されるひき肉ステーキのことである。いっぽう「ソールズベリーステーキ」 Salisbury steak といえば、グレービーをかけたものだけをもっぱら指す。


というわけで、英語では「ハンバーガーステーキ」あるいは「ソールズベリーステーキ」と称する料理が、日本のハンバーグと同じルーツを持った食品であるようだ。だから、「ハンバーガーステーキ」をパンに挟んだものが略して「ハンバーガー」 hamburger になるのであって、「ハンバーグ」に"er"を付けて愛称化して「ハンバーガー」になったのではない。「ハンバーグ」は全く日本独特の言い方というわけだ。ややこしい。




(以下は、6個分の分量)

牛豚合挽き肉 150グラム
玉ねぎ 大1/2個
キャベツ 2枚
卵 1個
パン粉 カップ1/2
コーヒーフレッシュ 1個
塩 小さじ1/2、こしょう 3~4ふり、にんにく 1かけ
《ソース》コンソメ 1/2粒、しょうゆ 大さじ1、ウスターソース 大さじ1、ケチャップ 大さじ1、湯 カップ2/3
バター 小さじ1、サラダ油

コンソメは湯で溶いて、しょうゆ・ウスターソース・ケチャップと混ぜ合わせておく。



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みじん切りにした玉ねぎを、少量の油をひいた鍋に入れ中火でよく炒める。玉ねぎがキツネ色になるまでしぶとく、しかも焦げないように根気よくかき回しながら。ここできちんと作業を行なうか否かで、ハンバーグの美味さが決まる。


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玉ねぎをボールに空けて、塩小さじ1/2、こしょうをちょっと多めに3~4ふり入れる。普通は牛乳を大さじ3~4杯程度入れるものだが、手元にあったコーヒーフレッシュ1個で代用した。にんにくをすりおろして入れたのは、私の単なる個人的な好み。


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さらにひき肉、パン粉、卵、キャベツを入れる。これらをボールの中で、よくかき混ぜる。
ハンバーグに入れる代表的な野菜といえば、ニンジンとシイタケであろうか。炒めたニンジンを入れると、甘味が加わる。シイタケは生シイタケでも戻した干しシイタケでも、それぞれに独特のうま味が出る。だが今回は冷蔵庫に残っていたキャベツをみじん切りにして入れた。キャベツでも、甘味が出てなかなか美味い。


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出来上がったハンバーグの種を、冷蔵庫で30分程度寝かせる。これでまとまりが出る。


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寝かせた種は、成分がまとまって成型しやすくなる。


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バター小さじ1とサラダ油大さじ1を鍋に引いて熱し、ハンバーグに焼き目を付ける。


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両面に焼き目が付いたらソースを入れて、ふたをして煮込む。ハンバーグの表面から肉汁がにじみ出したら、焼き上がり。水が飛んでしまってソースが焦げてしまわないように、気をつけよう。


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牛肉オンリーで作ったハンバーグも美味いが、合挽き肉のハンバーグにも捨てがたい味がある。


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