中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

もしお気に入れば、ついでにランキング投票も。

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彼岸過ぎて - 東大谷

(カテゴリ:半徑半里圖會

彼岸を過ぎれば、夜の風は冷たくすらなってきた。今年は秋の深まりがいつもよりぐっと早い。

彼岸参りの参拝者でにぎわう東大谷(大谷別院)の境内には、季節どおりに彼岸花が生え出ていた。

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この花、不思議なことに葉が出る前に花を咲かせ、花が散ってから葉を出す。日本にはいつの時代からあったのかわからないほど昔から住み着いてたはずの花であるが、「幽霊花」などと呼ばれて古来から大して観賞の対象にされてこなかった。ひょろりと立った茎に着いた真っ赤な花の姿が何だか血まみれのさらし首みたいに見えて、不吉だからであろうか。それともここのように、墓地のそばに咲くような荒地を好む習性ゆえであろうか。

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