今日の「やさしいビジネス英語」(杉田敏/クリス・松下、NHKラジオ第二でPM11:15~11:30)のフレーズから、印象に残ったもの。
I can't hack it.
― 私は耐えられない。
hack it (out) = get away with なんとか乗り切る
fall by the wayside 途中で挫折する
a lark ゆかいなこと、夢みたいな状況
mope しくしく嘆く
You are lonely and housebound.
― あなたは孤独で、家にこもりっきりだ。
talk the local talk 地元の言葉で話す
talk the talk (話し方を知っているために)会話することができる
walk the walk (言葉だけでなくて、実際に)行動に移す
walk the talk 有言実行する
dicy (さいころの目のように)不確定な、リスキーな
hubby 夫
They must have negotiations done beforehand, with all i's dotted and all t's crossed.
― 彼らは事前にあらゆることを詳細に交渉し尽しておかなければならない。
dot the i's and cross the t's
「"i"には点を打ち、"t"には横棒を置く」=文字をはしょらずにきちんと書く、詳細に記す(説明する)、細かく気を配る
海外での生活に配偶者と共に適応することには、多くの困難が伴う。配偶者の都合で海外に住居を移し、現地の異文化に取り囲まれて、どのようにうまくやっていけばよいのであろうか。二人であらゆることを詳細に話し合っておかなければ、日常茶飯事のように起るトラブルとストレスとによって、破局が訪れるであろう。現代の世界は、システムとして多国間の安全保障がいちおう成立していてビジネスがとどこおりなくできる条件ができあがっているが、文化的には四分五裂の状態である。要はモンゴル帝国やオスマントルコ帝国に似たシステムといえよう。アメリカ文化が世界中で一応のリスペクトを得ている限りでは、インフラレベルでの文化的統一性もあった初期ローマ帝国の風味もやや兼ねていると言えようか。だが宗教によって習俗レベルまでの統一性にまで踏み込んだ後期ローマ帝国やアッバース帝国の風味は、今後ともおそらくありえないだろう。