中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

もしお気に入れば、ついでにランキング投票も。

« OL蔡桃桂2006/10/25 | メイン | OL蔡桃桂2006/10/27 »

和風ハンバーグ

(カテゴリ:"C"級グルメ道

洋食と和食のハイブリッド料理。だがハイブリッドをあなどってはならない。基本の型があるからこそ、創造的新作品も生まれるのだ。

PA250109.JPG


純粋な和食のメニューというものは、徳川時代にすでにほぼ出揃ってしまっている。高級料亭で出されるような種類の日本料理は、メニューにおいても使う調味料においても徳川時代で完成してしまっているというべきだ。もちろんよりよい素材を使うとかいう進展はあっただろうが、飛躍的なメニューが開発されたり全く新しい味付けが登場したりといった、いわば質的な進化は明治以降にほとんど見られない。だし・しょうゆ・味噌・みりん・日本酒を用いた日本料理のわく組みは、徳川時代に強固に定着したのだ。

むしろ明治以降において、斬新な味の開発は「洋食」とか「中華」などとレッテル付けられるジャンルのメニューでなされた。オムライス、カツ丼、お好み焼きは全く日本人の独創だし、(日本の)カレーライスとハヤシライスも日本人がもっぱら今の形に進化させたものだ。そしてラーメン、焼餃子、天津飯は、日本人の手によって独自の道を歩んでいった中華メニューである。だが「和食」「洋食」「中華」というジャンル設定は、ひらがなとカタカナと漢字の三種類の文字を使い分けてニュアンスを表すことができる日本語だから線引きできる、独特の定義法であるに違いない。カタカナで料理名を書くのは、「洋食」だ。「中華」の料理は、漢字だけで表記して漢語(中国語)風に読まれることが好まれる。「肉とピーマンの千切り炒め」ではなくて、「青椒肉糸(チンジャオロースー)」と普通言われるのである。だがなんで「カレーライス」や「拉麺(ラーメン)」が、外国の料理であるものか。これらは外国人にとっては、「日本の料理」である。じっさい大陸中国ではラーメンのことが「日式拉面」と言われているではないか。日本人好みのハンバーグもまた、もはやこれは事実上完全に「日本の料理」としての"hanbagu"であろう。和風ハンバーグにアレンジされると、それが如実に表れてくる。




(以下は、6個分の分量)

牛豚合挽き肉 180g
玉ねぎ 大1/2個
青ねぎ 1/2本
干ししいたけ 戻した状態で大さじ1
たけのこ 50g
卵 1個
しょうゆ 大さじ1
水、しょうゆ、みりん、酒、大根、油



PA250101.JPG

ハンバーグの基本として、まずはみじん切りにした玉ねぎを炒める。鍋に油少量を入れて、弱火で焦がさないように混ぜながらキツネ色になるまで火を通す。


PA250102.JPG

和風の種として、青ねぎ、干ししいたけ、たけのこを入れてみよう。いずれもみじん切りに。


PA250103.JPG

ボールに肉、卵、野菜、しょうゆを入れて、ねばりが出るまで混ぜる。ゆるいようだったら、パン粉少々を加える。

混ぜた後30分ほど冷蔵庫に入れた後、ハンバーグに成型する。


PA250106.JPG

とりあえず3個を焼く。調味料などは、3個分のための分量を書きます。油大さじ1を鍋に入れて熱し、ハンバーグの両面を焼き付ける。


PA250107.JPG

中火にして、水カップ1/2・しょうゆ大さじ2・みりん大さじ2・酒大さじ1を混ぜた調味料を注ぐ。ふたをして、約3~4分。肉汁が上ににじみ出してきたら、すでに火が通っている。ハンバーグだけを、皿に取り出しておく。


PA250108.JPG

残った汁に輪切り2cm分の大根おろしを入れて、サッと温める。


PA250109.JPG

皿のハンバーグに大根おろし入りの汁をかけて、完成。


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://suzumoto.s217.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/2319

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

Powered by
Movable Type