中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

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花の下に、帰去來(かえりなむ) - 白川

(カテゴリ:半徑半里圖會

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桜の季節が、やって来た。
いや、やって来てしまったと、言うべきか。
満開ともなれば、花の景色を見ることは、それから一週間も続かない。

ちるはさくら落つるは花のゆふべ哉(安永九・二・十五)


蕪村の桜の句ならば、私としては、まずはこのうたを。

手まくらの夢はかざしの桜哉(安永二・一・二七)


桜の季節は、一瞬の夢である。酒でも手にしながら、川を見に行こうか。


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京都市中を流れる白川は、琵琶湖疏水といったん合流した後、岡崎の平安神宮前で再び別れる。
その別れ口から、すでに花が始まっていた。


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花に暮れぬ我(わが)すむ京に帰去來(安永二・三・七)

この句は、言うまでもなく陶淵明の引用である。中国人の陶淵明にとっては、春の花は桜よりも桃であったろうが。



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岡崎から流れた白川は、三条通りの下を通る。その白川橋から向こうは、しばらく柳並木である。東大路通りを渡ったところから、再び桜景色が始まる。

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ちりつみて筏(いかだ)も花の梢かな(安永六)

桜並木に沿って、民家の橋々が川を跨ぐ。有済橋まで、桜が続く。


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新門前橋からは、楓の木が若葉を伸ばしている風景が見えた。桜は散っていくが、新緑はこれからである。


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さらに川を下れば、再び花景色となる。水辺は、多くの花見客であふれている。
アオサギなどの水鳥も、鴨川からときどき飛んできたりするのだ。



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大和橋を渡った向こうは、もう鴨川である。ここで、白川は鴨川に流れ落ちていく。
満開の花も、やがて散りゆき水に流れ去っていくのか。

うたヽ寝のさむれば春の日くれたり(安永七~天明三)

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