可憐的蠢花與更可憐的阿茲←漫畫(まんが)ページへ
夏。お化けの季節であるなあ。闇夜に懐中電灯で下から顔を照らして、怖い話。小学生の、夏の定番であるなあ。
中国文化圏でも、農暦(旧暦)七月は鬼月(クィユェ)と言って、死霊が地上に出てきて徘徊する、恐ろしい季節である。今年の鬼月は、新暦八月十三日より始まる。おそろしおそろし。
「可憐(コーリァン)」という言葉は、読んで字のごとく「憐れむ可(べ)し」、すなわち「かわいそうだ」という意味が本来だ。しかし、日本語の「可憐」(かれん)は、「憐れむ可し」→「憐れみを覚えるほどに、たおやかだ」→「守ってあげたいほどに、可愛い」と、意味が変化している。だから、今回の阿茲は、カワイソウなのである。決してカワイイわけではない。残念ながら。
(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)
全員「あ~!停電!!」
蠢花「へっへー!!ひっさしぶりの、停電だ~!停電のときには、懐中電灯持っていっぱい遊べるもんねー!」
愛莉森「そのために懐中電灯持ち歩いてんの!?」
阿茲「ヒューズが跳んだんだね。換えてきたよ。懐中電灯は、もうしまっていいよ!」
蠢花「懐中電灯、、、もうしまわなくちゃならないの、、、うう。」
阿茲「うう、、、」
― 阿茲は明らかによいことをしたのに、タイミングが悪かった、、、ああ!