今日の「やさしいビジネス英語」(杉田敏/クリス・松下、NHKラジオ第二でPM11:15~11:30)のフレーズから、印象に残ったもの。
a jaggling act
― ジャグリングの曲芸、転じて至難の業
Taking potshots at working moms is beside the point.
― 働く母親をいわれもなく叩くのは、的外れです。
Taking potshots at... 「手当たり次第に撃ちまくる」、転じて「むやみやたらに非難する」
a glass ceiling in workplace
― オフィスのガラスの天井、見えない隠微な障壁
Let's dub Jason the dog's body of this week.
― ジェイソンを「今週の下士官」と呼ぼうじゃないか。=ジェイソンを今週の雑用係にしよう。
dog's body は海軍用語で「下士官」のことらしい。転じて「こき使われる奴」。
ビニエットの内容は、働く母親が「家庭をないがしろにしている」などといういわれのない非難を受けがちであるという点を批判して、本当は母親というものは誰でもパーフェクトでありたいと思っているものなのだという、当たり前のことを指摘する。そしてオフィスにある見えない「母性の壁」 maternal wall の存在について、実例を挙げて言及しようとする。アメリカにおいても、家族中心主義の主張はやはり根強く繰り返されているようだ。むしろ最近の社会の保守化によって勢いづいているのかもしれない。