今日の「やさしいビジネス英語」(杉田敏/クリス・松下、NHKラジオ第二でPM11:15~11:30)のフレーズから、印象に残ったもの。
spouses or partners
― 配偶者や「つれあい」
spouse は伝統的な夫婦の形、一方 partner には様々なカップルの形が含まれる。
They may be demoted, harrassed, passed over promotion, or terminated.
― 彼らは降格されたり、嫌がらせを受けたり、昇進から外されたり、あるいは解雇されたりする。
promote ⇔ demote
fair and square
― 公正で公平な
よくある同じような意味の単語を連ねた言い回しの一つ。
How can we maintain a win-win situation for both parties?
― 私たちはどうやって両方の側が共に「両得」となるような状況を維持できるでしょうか?
"win-win partnerhip"などという言葉がそういえば90年代によく言われた。
ビニエットの内容は、子持ちの教師が学校から「子育てをする職員は仕事の当てにならない」という理由で解雇された件がメディアで取り上げられて大騒ぎになったケースを回顧した後、むしろ今や gender discrimination だけではなくて family responsiblity discrimination というべき問題が社会に突きつけられていると指摘する。子供、パートナー、両親の世話をしなければならない人々が職場で冷遇される可能性がありうる件が問題であるという。企業は従業員に仕事を要求しなければならない。しかし社会的に不利な立場にいる人々を保護しなければならない。社会はどうやって両者の側に"win-win situation"を維持できるのであろうか?労働組合華やかなりし時代はとうに過ぎ去り、現代その代りを担う社会的組織は、あるいは様々なNGO、そして相変わらず国家であろうか。