中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

もしお気に入れば、ついでにランキング投票も。

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レバニラ炒め

(カテゴリ:"C"級グルメ道

(アニメ版の)バカボンのパパの好物として、皆が一度は食べてみたくなったレバニラ炒め。もやしを入れた、中華料理屋の基本スタイルで。

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少なくともおおっぴらに獣食をすることがなかった日本人は、肝臓や腎臓などの内臓を料理する伝統がない。そこが西洋人や中国人と違うところだ。豚や牛の肝(カン、肝臓)や腰(ヤオ、腎臓)は、中華料理の食材の基本アイテムである。ところで中国の歴史文献には人肉を食らう話が頻繁に出てくるのは有名なところだ。殺しても飽き足りない敵に対して、「肉を食い、皮に寝(い)ぬる」(魯迅『狂人日記』)と昔から表現されていた。司馬遷の『史記』にも人肉を蒸して食ったり、誅殺した敵を醢(かい。塩漬け)にして配下に配ったりたりするエピソードが出てくる。内臓ではやっぱり肝であって、暴君や悪宰相に対する人民の恨みの表現として「肝を取り出して食らいたい」などと言われるのである。西洋でもイスラム化する以前のアラブの遊牧部族では、女戦士たちは男と共に戦い、敵の肝をむさぼり食ったと伝えられている。肝臓はグリコーゲンが豊富で炭水化物に富んでいるから、ひょっとしら人間のものでもまだ食べるとましな味がするのかもしれない。大人の人間の筋肉部分は、非常にまずいそうだから、、、




(以下は、一人前の分量)

豚または牛レバー肉 
にら 10わ
もやし 片手で軽く1つかみ
白ねぎ 7~8cm
しょうが 1かけ
《調味料》しょうゆ 大さじ1と1/2、かきソース 小さじ1、砂糖 小さじ1、酒 大さじ1、こしょう 少々
水溶きかたくり粉(かたくり粉と水を等量) 大さじ1
酒、おろししょうが、かたくり粉、ごま油、油
調味料は混ぜ合わせておく。


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レバーは薄切りにして、食べやすい大きさに切る。血をたっぷり含んでいるので、ボールに入れて水を足し、しばらく漬けて血を抜く。


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レバーは臭み取りの前処理をしなくてはならない。水を切ったレバーに酒大さじ1と、しょうが1かけをすりおろして絞った汁をからめる。


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レバーにかたくり粉大さじ1をまぶして、酒大さじ2を入れた熱湯に投入する。アクが猛烈な勢いで出てきます。一吹きすれば、引き上げる。この時点ではまだ十分火が通っていなくてもいいです。


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にらは4等分に切る。ねぎはぶつ切り、しょうがは薄切りに。


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鍋に油大さじ1を熱してねぎとしょうがを入れ、レバーを炒める。レバーにはよく火を通そう。


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ここからは後は一気呵成に行なう。にらともやしを加えて調味料をからめる。一混ぜ、二混ぜ、三混ぜ、四混ぜ、、、五混ぜくらいでもう十分。仕上げに移ろう。にらはすぐに火が通るので、炒めすぎはよくないのだ。仕上げにごま油少々をたらし、水溶きかたくり粉でまとめる。


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わしはレバニラ炒めの方が、いいのだ。


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