中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

もしお気に入れば、ついでにランキング投票も。

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冬支度 - 知恩院

(カテゴリ:半徑半里圖會

もはや落葉はますます盛んで、冬の枯景色が訪れようとしている。
知恩院、三門の脇の松も恒例の腹巻き化粧に。地面にはしゃがれた落ち葉が敷き詰められて、舞台背景は秋から冬へと転換する間際であった。



PB300004.JPG



知っての通り、松が寒がっているから腹巻きをさせているわけではない。寒さの中でマツクイムシを誘い込んで、春に焼却するためだ。やせた土地を好む松の木は、こうして庭園内で育てる以外には次第に山里から追いやられようとしている。山が放置されることによって腐葉土が積もり、コナラなどの広葉樹が支配的となっているからだ。今では貴重な京都のマツタケも、徳川時代にはぜんぜん貴重でも何でもないほど大量に市場に出回っていたと言うのであるが、、、

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