中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

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満願の花 - 八坂神社

(カテゴリ:半徑半里圖會

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正月の京都で最もにぎわうのが、南の伏見稲荷大社と、この祇園の八坂神社。大晦日の夜から元旦にかけては大した人手だったようだが、正月三日の今日にもなると混み合いようも中ぐらいだった。



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新暦の一月上旬は、草木も枯れる季節。しかし正月の期間だけは、こうして神社の境内に御神籤(おみくじ)を結んだ白い花が咲き誇る。訪れた多くの参拝者が残した花だ。このうち、去年の願いがかなったもの、あるいは今年の希望が実を結ぶものは、いくつあるだろうか。この白い花々も、その中身は満願の花、半願の花、あるいは残念ながらため息に散る徒花(あだばな)まで様々だろう。とにもかくにも、新年おめでとうございます。



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さて午後にもう一度足を運んでみると、能舞台上で恒例の百人一首が行なわれていた。古装束に扮した上での奉納遊戯が、参拝客の足を留めて舞台下に集まらせる。今日の午後はよく晴れて、神社を訪れる人数も次第に増えていった。

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