中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

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冬の花 - 泉徳寺

(カテゴリ:半徑半里圖會

冬の花で最も詩味があるものといえば、福寿草であろう。雪景色と最も合う花である。だが水仙の花もまた、手軽に楽しめてよい。


P1120017.JPG

ところが水仙も福寿草も、王朝時代の歌には出てこない。水仙は唐から日本に伝来し、絵や歌の世界で定着したのは徳川時代になってからである。一方の福寿草はもともと北日本に自生する花であったが、長らく西日本中心であった文化からは、その存在が見落とされてきた。これも旧正月を飾る鉢植えとして定着したのは、徳川時代のことである。そのせいだろうか、両者ともに唐物くさい異国風の名前が付けられていて、観賞の歴史の浅さを表しているようである。
水仙は、別名「雪中華」と呼ばれる。しかし、今年の冬は全国的に雪が少ない。京都でも、今のところ雪はほとんど見られない。海の向こうからは、狂い咲きの花が咲き始めているというニュースが飛び込んでくる。日本はそこまで暖かくないが、寒くても咲く水仙の花には、本当は雪があった方が似合うというものだ。聖護院横、泉徳寺で撮影。

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