中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

もしお気に入れば、ついでにランキング投票も。

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OL蔡桃桂2007/05/28

(カテゴリ:OL蔡桃桂

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「塞車」と書けば、これは現代の熟語で交通渋滞のことだ。だが、「塞」の字の原義は「詰め込む」という意味である。そこから「(コルクなどの)せん」という意味もある。そこで、「塞車」を文字通り解釈すれば、「車を詰め込む」という意味にも取れてしまう。今回のオチは、そこから来ている。

日本語ではダジャレが頻発されるが、それは日本語を構成する音素が世界の複雑な言語の中ではかなり少ない部類に入るために、同音異義語が爆発的に多いためである。だから、容易にダジャレが作られる。いっぽう漢語は日本語よりも複雑な音素を持っているうえに声調があるため、完全な同音異義語はもっと少ない。例えば日本語では「トウ」さんと書くと、「唐」さんなのか「董」さんなのか「鄧」さんなのか、全く区別がつかない(いずれもポピュラーな姓である)。だが、漢語だとそれぞれ"Tang"、"Dong"、"Deng"で別の発音になっている。それで音の上での区別はよりたやすいが、逆に日本語にはない特徴として、名詞と動詞(あるいは、形容詞)がはっきり区別できないという面がある。全てが漢字で表現されて、しかも一切活用することがない。だから、文中で名詞とも取れるし動詞とも取れる場合が頻出する。それは、古典の漢文にも共通した特徴だ。だから、今回のオチのようなケースが漢語ではいくらでも作れることになる。それは、日本語ではほとんど試みることができないオチだ。

英語を母語とする人にとって最も学習しにくい言語とは、アラビア語、韓国語、中国語(漢語)、そして日本語だという(英語版WIKIの記事による)。自分たちですら難しいと思っているのだから、漢字に慣れていない西洋の人たちでは、なおさらであろう、、、

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