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台湾の報道は、現代の日本の基準よりずっとエンターテイメント過剰なものだ。外国人の目から見れば、ある意味で面白い。しかし、国内では相当に批判も存在する。イエロージャーナリズムという用語があるが、昔の日本でも大部数の新聞の報道は、それはもう売らんかなの興味本位でひどいものであった。今でも大新聞として残っている新聞社の、恥ずかしい過去だ。今でも、治っているかどうか時々あやしい。資本の論理がまかり通って、どうしても報道はセンセーショナリズムに傾きやすい。真面目に受け取らないというのも国民の智恵であるが、そこまで成熟していない国民だと、報道の野放しは煽動のもとになるだろう。
(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)
愛莉森「おはろー、、、毛球寶兒、櫻子は?」
毛球寶兒「彼女だったら、新聞夢中で読んでるよ。」
櫻子「- 台北縣の山中にあるソファー工場において、未明に突然火災警報が発動。工場内部には可燃物が山積していて、発火後の火勢は収拾がつかず、、、これが、一連の現場写真だ!」
櫻子「- 国会、武闘の舞台と化す!藍(親国民党ブロック)・緑(親民進党ブロック)、拳脚相交える!拳の嵐が雨霰、全員急診室に直行し、、、」
櫻子「- 同じく、本台独占!女性一名が高層ビルより飛び降り自殺!家族は悲嘆のどん底に落ちて、、」
櫻子「く、、、来る時を間違えたたかなあ?台湾って、もう何日も大騒動になってる、、、」
愛莉森「あう?、、、見たところ、いつもと大して変わんないんじゃないの?だいたい、大新聞じゃないんだし、、、」
― 櫻子は、まだ知らない。台湾では、新聞とは真面目に受け取るものではない。新聞とは、これ食事時の片手の友にすぎない、ということを、、、