東日本に台風が近づく2007年9月6日、夕暮れの東山に虹がかかった。
虹は、はっきり見える主虹と、その外にできる副虹がある。この日は、副虹もこのようにきれいに東山連山の彼方に掛かるのを、見ることができた。きわめて珍しいことだ。
夕暮れの東山に、虹が落ちる。カメラを遠くにすれば、主虹と副虹の間が周囲よりも暗くなる現象が、はっきりと写っている。
虹が落ちる先にあるのは、清水寺だ。
山水寺社はいつ訪れても待っていてくれるけれども、天地気象が作り出すこのような瞬間を見ることができるのは、生涯にもそうそうあることではない。土地に住んでいても、一生見ることができずに終わる人もいるかもしれない。たまたまこの時私を外にいさせてくれたことを、天に感謝したい気分だ。
思わず口ずさむのは、、、
♪きーみーとぼーくは、いつでも、こーこーであっているのーさー、、、
― 虹の都?
やめんかい!ひねりがなさすぎるで、、、