中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

もしお気に入れば、ついでにランキング投票も。

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毛球寶兒07/09/28

(カテゴリ:毛球寶兒

不夠台!←漫畫(まんが)ページへ


ずいぶん久しぶりの更新に、なってしまいましたな、、、
そう。台湾にも、テンプラがある。「天婦羅」(ティエンフールォ)あるいは「甜不辣」(ティエンプーラー)と書く。明らかに前者は日本語の直輸入で、後者は日本語の読みに当て字したものだ。日本では、関東と関西でテンプラの定義が違う。関東のテンプラは、魚介類やイモ、レンコンなどに衣を付けて揚げたもの。だしじょうゆで頂くのが本式の、本格的日本料理だ。一方関西の伝統的なテンプラは、いろいろ混ぜ込んだ魚のすり身を、そのまま揚げたものだ。ゴボウ天とかショウガ天なんかは、昼飯のおそうざいに好適。関東式のそれよりも、食品としての位置付けはどちらかといえばチープなものである。関西式のおでんである関東煮には、こういった関西式のテンプラが欠かせない具となる。台湾のテンプラは、一般に関西式に近いものを指して言う。つまり、すり身の揚げ物だ。たぶん日本統治時代に、台湾に近い西日本から流入した食文化なのであろう。

「天婦羅」(ティエンフールォ)は日本料理だと阿茲は恥ずかしがるが、、、そんなことはないさ。現地に溶け込めば、それはもう立派な台湾料理だ。カレーだってラーメンだって、同じことじゃないの。両者とも外国起源だが、もうすっかり日本化した料理ではないか、、、「天婦羅」(てんぷら)と「天婦羅」(ティエンフールォ)は、もう別の料理だよ。それを、現地の人が楽しんで食べていれば。


(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)


[台湾っぽくない!]


愛莉森「そうだ!櫻子を連れて、士林夜市に行くのがいいね!外国の友達は、みんなあそこに行きたがるし。」
毛球寶兒「そりゃいいや!ずいぶん長いこと、夜市の小吃食べに行ってないなー!」



毛球寶兒「士林といえば、、、思いつくのは、生煎包(シェンジャンパオ)がいいな!」
小隊長「大雞排(ダーチーパイ)!」
愛莉森「地瓜(ディクァチュー)が、いちばん好き、、」



阿茲「夜市のあの辺なら、僕は有名な天婦羅の店知ってるよ。僕は行ったとき毎回寄るんだ、、、」
全員「天婦羅、、、え?」



阿茲「ぼ、僕だって天婦羅が日本食だって知ってるさー!!す、好きなんだよぉぉー!!いいよ、自分一人で食べるからー!!!
櫻子「?」



― 阿茲、君外国に旅行しても、そこで滷肉飯(ルーロゥファン)食べたいなどと思ったりできないぞ、、、

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