「知兵之将」各章あらすじ(ネタバレあり)




第一章 兵法の章

秦が中国の統一を果たしてから八年。楚の淮陰の城市(まち)の嫌われ者、韓信は不思議な男と知り合いになる。彼は「韓簫子」と名乗り、商人のようであるが裏の世界とのつながりを匂わせる人物であった。今、楚の見えない所で秦に反抗するための動きが次第に大きくなろうとしていた。韓信は、やがて「韓簫子」に誘われて、兵法家の道に誘われることとなる。彼の正体こそは、博浪沙で始皇帝を暗殺しようとした韓の宰相の子、張良子房であった、、、
後の中心人物の項羽、劉邦、虞美人も登場。



― ネタバレ部分は、白で反転しています。


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第ニ章 伏龍の章

沛県は、旧楚の北端に位置する土地。ここの有名なのらくら者が、劉邦である。一方、彼と同郷の豊の邑出身の蕭何は、県庁でも出色の優秀な官吏である。彼には、秦の政府での出世の機会が巡ってくる。一方の劉邦は、泗水の亭長というつまらぬ官職におりながら、各種の騒動を起こしては人望を集めていく。劉邦は、沛にやって来た呂家に接近し、長女の呂雉を手に入れる。蕭何は、郷里のために犯罪者となって逃げた劉邦を庇護する決意をして、ついに秦帝国での出世はふいにしてしまう。
一方、項羽は叔父の項梁に連れられて、南の呉で活動を開始する。陰謀によって勢力を貯えようとする叔父に対して、項羽は我流の兵法の片鱗を見せる。虞美人に対して、彼はいずれ天下を手中にすることを約束する。





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第三章 宦官の章

秦帝国の支配者である始皇帝は、かつて趙の都邯鄲において、父から置き去りにされた生活を送っていた。そこで受けた陰惨な記憶は、成長した彼に生涯忘れられないものとなった。彼は秦王に即位し、誰も愛さず誰も信じることもしない君主として、全ての征服に着手する。秦王のもとには、天下の革命を夢見て李斯が秦にやって来る。李斯は、秦王によって起用されるところとなる。ついに六国を併合した秦王は始皇帝と名乗り、李斯は丞相となる。五十となった始皇帝は、幻影に誘われて東方に巡幸に誘い出される。その幻影は、始皇帝の末子胡亥の母の孫の黒燕であり、始皇帝は、彼女を手に入れようとしてついに刺される。始皇帝の死後、末子胡亥を立てる陰謀が宦官の趙高によって企まれ、丞相の李斯は承認してしまう。二世皇帝となった胡亥は趙高によって育てられた公子で、皇帝は全て趙高の言いなりであった。





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第四章 動乱の章

秦帝国への反乱は、意外なところから始まった。追い詰められた陳勝・呉広が、詐術を用いて反乱を開始する。反乱の火は、たちまちのうちに広がっていった。各国で王を称する者が現れ、天下は大動乱となる。項梁・項羽が江東で立った。劉邦が、沛に帰ってきた。張良が、動いた。だが韓信は、戦場の非情さに戸惑う。秦帝国を救ったのは、彗星のごとく現れた章邯であった。章邯は、兵法を駆使して反乱軍を次々に破っていく。項梁すら破れ、新生した楚王国は窮地に陥る。一方、秦帝国の宮廷では趙高が李斯を蹴落としてついに全権を奪ってしまう。





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各章アーカイブ

           
第一章 兵法の章


           
第二章 伏龍の章


           
第三章 宦官の章


           
第四章 動乱の章


           
第五章 楚滅秦の章


           
第六章 死生の章


           
第七章 楚漢の章


           
第八章 背水の章


           
第九章 国士無双の章


           
第十章 垓下の章



終章~太平の章