中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

もしお気に入れば、ついでにランキング投票も。

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毛球寶兒2006/11/17

(カテゴリ:毛球寶兒


曖曖内含光!←漫畫(まんが)ページへ


強運はやはり全てを解決する!宇宙の彼方だろうが未知の闘神が相手でもそうだ!古代の稚拙な演劇において、物語の最後のどんづまりでいきなり登場して全てをハッピーエンドに解決する神樣が使われることが多かった。この劇中の神樣は機械仕掛けで舞台上に降臨する手法が多く、したがって「機械仕掛けの神」すなわちラテン語で「デウス・エクス・マキーナ」 Deus ex machina と呼ばれた。「デウス・エクス・マキーナ」の手法は、形を変えていまどきの物語にもやっぱり使われている。どうしても勝てないほど強く設定してしまった敵や、どうしても抜け出せない人間関係の修羅場にはまった登場人物を、伏線なしに唐突に救済するようなラッキーなアイテムや物分りのよい仲裁者を割り込ませて抜け出させる手法だ。車田正美のマンガがその典型。『風魔の小次郎』で唐突にスーパーアイテム「風林火山」を主人公の小次郎に持たせていきなりパワーアップさせたり、『聖闘士☆星矢』で星矢にゴールドクロスを装着させて勝てるはずのない黄金聖闘士と対等の力を与えさせたりした。クロスの力で光速のパワーを身に付けることができるのならば、黄金聖闘士の力量は彼らの実力でないことになってしまって、物語の根本がおかしくなってしまうのに、、、話に勢いがあったからごまかされたものの、あまりシリアスな物語でこういったことを濫用するのは、読者から袋叩きにされる元となる。「毛球寶兒」はシリアスじゃないから、かまわないんだけれどね。


(以下、今回の訳を日本文でお届けします、、、)


[ひとすじの光明!]


毛/洋/甘「蠢花っ!最後はやーーっぱり君に頼るしかない!君の力があれば、植物の真のパワーを発揮できるんだ!」


蠢花「?」




毛/洋/甘「根・茎・葉のパワーを全部蠢花のヘアピンに注入する!これが、植物の残る全てのパワーだ!」




毛/洋/甘「いくぞ!僕らのフルパワーを集めた、必殺の一撃だ!」




(フワフワ~)





― どうやらとても強力なようだが、やはり飛行スピードの遅い蠢花のヘアピンであった、、、

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