中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

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冬姑白菜(白菜としいたけのうま煮)

(カテゴリ:"C"級グルメ道

知っている人は知っているが、白菜はうまい。しいたけと一緒にゆっくり煮込んだ、北方系のメニュー。

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私は鍋の「水焚き」が嫌いだ。肉や魚と野菜を湯を張った鍋で煮て、ポン酢しょうゆで食べるやつだ。嫌いなのはあのポン酢がどうしても好きになれないからなのだが、その中でも嫌なのは、鍋にこれでもかという程入れられる、単に水煮しただけの白菜。「野菜をもっと食べなさい!」と極悪鍋奉行に催促されて、鍋をさらえるために義務的に口に入れさせられる。なんで大人になってまで、食い物を義務で食べなければならないのだ。ああいう水焚きの白菜は、まことにこのうまい野菜を冒涜した食べ方である。白菜は、もともと満州や北京近辺が原産の野菜。日露戦争の時代に日本に紹介されて定着した。この野菜は、しょうゆでじっくり煮込んだりすると本来の甘味が出る。濃厚な味付けによく合う野菜なのだ。ドイツのザウアークラウトと同じ製法で、酸菜(シュアンツァイ)という漬物にも用いられる。あっさりした味付けでは、この野菜の本来のうまさが十分発揮されないと思う。ましてや水で煮るだけでうまくなる野菜ではない。



(以下は、1人前の分量)

白菜 大3枚
豚バラ肉 80g
生しいたけ 2~3枚
《調味料》中華だしの素 小さじ1、水 カップ1と1/2、砂糖 大さじ1/2、しょうゆ 大さじ2、かきソース 小さじ1、酒 大さじ1、こしょう 少々
水溶きかたくり粉(かたくり粉と水を等量) 大さじ1
湯、油
白菜は5~7cm幅で縦割り。豚肉は食べやすい大きさに切る。しいたけは「いしづき」(茎の部分)を除く。


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たっぷりの湯で白菜をサッとゆでて、やわらかくしておく。


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鍋を熱して油大さじ1を入れて、豚肉を炒める。


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調味料を入れて白菜を並べ入れ、しいたけを真ん中に置く。このままふたをして、弱火で約20分間煮込む。


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白菜の中まで味がしみとおった。後は水溶きかたくり粉でまとめる。


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白菜の代わりに、大根を入れて煮込んでも大変うまい。その場合は大根を5mm幅のいちょう切りにして入れればよいです。


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