中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

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肉とビーマン炒め(青椒肉絲)

(カテゴリ:"C"級グルメ道

中華風弁当の定番おかず、それが青椒肉絲(チンジャオロースー)。カギは、水気を少なく炒め上げること。

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「切る」という料理法について。『論語』では、孔子の普段の食事に対する姿勢として、このように記録している。

色の悪しきは食らわず、臭いの悪しきは食らわず、飪(じん。適度な煮具合)を失えるは食らわず、不時(ふじ。時に合わない、すなわち季節の旬を外れていること)なるものは食らわず、割(かつ。切り方)が不正なるものは食らわず、その醤(しょう。味付けの調味料)を得ざれば食らわず。(郷党篇)

つまり孔子は、腐って色や臭いの悪くなった食事は食べず、煮具合の間違った料理は食べず、旬を外れた料理には手を付けず、切り方のみっともない料理は敬遠し、そして料理に合った調味料がないと食べようとしなかったという。ここからは、現代の食通にも通じる高度な食事へのこだわりをすでに孔子は持っていたことがわかる。礼儀を君子の第一の条件として重んじた孔子は、料理を単に口に入れて腹を充たせばよいとは考えなかった。色、臭い、火加減、調味料を吟味するのはおろか、料理の旬や見かけの切り方にまで及ぶ総合的な「君子の食事作法」を重んじた。

いい加減に料理を作っている私などは、まことに孔子の示す君子の道から大きく外れていて、これらの言葉は耳が痛い。このように孔子の時代の中国(紀元前5世紀)では、すでに料理の切り方にまでこだわりを持つ文化が成長していたのだ。真に驚異的である。さすがに、食事が文化の中心にどっかりと座りつづけてきた漢民族だと言えよう。漢語(現代中国語)には切り方にいろいろな用語がある。例を挙げれば、「丁」(ティン、さいの目切り)、「絲」(スー、せん切り)、「粒」(リュー、あらみじん切り)、「末」(モー、細かいみじん切り)、「片」(ピェン、薄切り)、「段」(ドァン、野菜のぶつ切り)、「塊」(クァイ、肉のぶつ切り)、、、などなど。今回の料理の切り方の「絲」は、表面積を多くすることによって、炒め物にはうってつけの切り方だ。



(以下は、1人前の分量)

豚モモ肉かたまり 100g
《下味》しょうゆ 小さじ1、こしょう 少々、かたくり粉 小さじ2、ごま油 少々
ピーマン 2個
玉ねぎ 1/4個
水煮たけのこ 80g
しょうが 1かけ、にんにく 1かけ
《調味料》しょうゆ 大さじ1、かきソース 小さじ1、砂糖 小さじ1、中華だしの素 1ふり、塩 少々、こしょう 少々
酒、油



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にんにく・しょうがはみじん切りに。その他の野菜と肉は「絲」(スー)つまり、細切りにする。肉は下味を順番によくからめる。


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調味料はあらかじよく混ぜ合わせて、溶かしておく。水など加えず、量はこのように少なく濃く。


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鍋に油大さじ1を入れてよく熱し、まず肉を炒める。火が通ったら取り出す。


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改めて鍋に油大さじ1を入れて、にんにくとしょうがを加えて強火にする。香りが出てきたら野菜を加えて炒める。野菜に火が通ったら、肉を入れ戻す。


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直ちに酒大さじ1を降り注ぐ。酒の水分を飛ばすように、何度か回し炒める。


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最後に調味料を入れて、大きく数回回して完成。


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きれいに作るためには、水気を少なく調節するのが肝心。


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