中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

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OL蔡桃桂2007/01/19

(カテゴリ:OL蔡桃桂

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羅伯斯に衝撃的影像を見せられた、蔡桃桂。「こ、これは、、、っ!」崩れる高層マンションに這い登って彼女を助けるという、ダイハードばりの活躍をしたこの師哥(イケメン)は!「あなた、鬥虎と同じシャツしてる!」鬥虎というのは、南海の孤島で一行が遭難したときに、素顔を見せた竇輔が自分の名前を名乗ったのだけれども蔡桃桂に聴き間違えられた名前。この回参照。鬥虎(dòuhü)と竇輔(dòufü)では確かに普通話ならば発音記号がわずかに違うが、これが台語での発音ならば取り間違えられるということなのであろう。ネイティブでないので、詳しくはわからん。ただ日本語で読めば、それぞれ「とうこ」と「とうほ」になって全く違う発音になる。台語の源流である福建地方の閩南語は、発音が普通話よりもよほど日本語に近い。つまり、古い層の漢語の読みを保存しているのである(日本語の漢字の読みは、ほとんどが魏晋南北朝時代か、あるいは唐代の発音)。だから、台語ならば、「鬥虎」と「竇輔」は読みがぜんぜん違うのかもしれない。

これで蔡桃桂も、竇輔の正体に気づくのだろうか?もし気づいたら、もう話はラストスパートになってしまうだろうな。だが気づかなかったら、、、彼女はよほどに分厚い生臭豆腐嫌いのフィルターが目にかかっているのだろう。

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