中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

もしお気に入れば、ついでにランキング投票も。

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OL蔡桃桂2007/02/09

(カテゴリ:OL蔡桃桂

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例のスタンプを取られてしまって、貓ちゃんは迷ってしまった。どこに、、、芝加哥(シカゴ)に。良牙くん並の方向オンチの才能であるな。
漢語では、外国の国名や地名もまた、当然漢字表記になる。美國(アメリカ)の地名の漢字表記で面白いのは、「舊金山」と「檀香山」。「舊金山」はサンフランシスコのこと。これは、この都市の東郊のシェラネバダ山でかつて金鉱が発見されて、大発展が始まったところに由来する。そのとき華僑の労働者もまたこの都市に多数詰め掛けて、彼らはこの都市を「金山」と呼んだ。だがその後オーストラリアのメルボルンの金山がより華僑労働者の行き先となって、サンフランシスコは「舊(旧)金山」と呼ばれるようになったのであった。ゆえにメルボルンは、「新金山」と漢語で書かれる。
いっぽう「檀香山」はホノルルのこと。この都市からかつて檀香木(白檀)が積み出されたところから、華僑たちが名付けたものだ。このように、インテリが常に外国の事情を率先して学んできた日本とは違って、中国ではインテリは概して伝統の中に沈み、むしろ労働者たちの方が先に外国を動き回ってその事情をよく知っていた。だが、苦力(クーリー)と呼ばれた彼らの歴史は、また地獄の歴史でもあったのだ。

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