中国歴史小説「知兵之将」

今、鈴元仁は歴史小説をブログで連載しています。

内容は、二千二百年前(!)の古代中国です。

始皇帝・項羽・劉邦・韓信・張良・虞美人・呂太后、、、

これらの名前にピンと来た方、あるいは、

郡県制・儒教・陰陽思想・法家思想・孫子兵法、、、

こういったことどもにちょっと興味をそそられる方、

よろしければ読んでやってください。

もしお気に入れば、ついでにランキング投票も。

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OL蔡桃桂2007/05/10

(カテゴリ:OL蔡桃桂

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雌が子を産む栄養源にするために雄を食べるのは、人面蜘蛛(Nephila maculata、ジョロウグモの仲間)ならずとも昆虫の世界ではよく見られることだ。艾鈺冰はデブをまずそうだと言ってすげなく拒否したが、人間の世界に当てはめるならば、雌が食す雄の栄養源はむしろ金力なのではないだろうか?見たところ、このデブは金だけはありそうだが、、、しかし艾鈺冰は占いで百発百中なのだから、その気になればギャンブルや株でいくらでも儲けられるのだろう。

このRIVER氏の作品は著作権に慎重に気を使っているのが見て取れるが、最近日米でヒットニュースとなっている話題に、北京の石景山遊楽園のパクリ問題がある(英語版WIKI)。ディズニー、ハローキティー、ドラえもんなどがそのまんまパクられていて、当局が何と言おうが、まあ現行の国際標準から見れば弁解の余地はない。とにかく日本の中国叩き屋が泣いて喜ぶ話題で、実際日本から頻繁に取材が行っているようだ。だが昔の日本もディズニーなんかを無断でパクっていたケースが無数にあったわけで、今の中国は数十年前の日本と同様の社会通念であると言ってよいのであろう。昔の自分たちを忘れて途上国を一方的に叩くのは、果たしてフェアなのであろうか?こういった話題にいきり立っている取材者のほうが、愚かなのである(ウマをシマウマと言うことのどこがパクリ問題と関係があるのか?どうしてユーモアとして受け止められないのであろうか?)。
この遊園地の将来がどうなるかは分からないが、全体的に見て中国が知的財産権の保護に積極的になることは、おそらくありえないであろう。なぜならば中国は知的財産権を保護して得られるものは何もないわけであって、財産権を独占している先進国の懐を富ませるだけの結果となるからだ。日米がいくらいきり立っても、彼らはたぶん適当に受け流すであろう。
通商問題が外交で解決できなくなれば、十九世紀などでは武力で戦争になった。しかし、この二十一世紀において、通商問題で武力行使が行なわれる見通しは、全くない。テロに対する戦争ならば正当化もできようが、誰がディズニーや任天堂の株価を上げるために死者を出すことに同意するであろうか?よって、知的財産権の違反の問題は、中国社会が発展して自分自身が守るべき財産を積み上げるようになるまで、先進国の泣き寝入りとなるに違いない。
私も先進国民として例の遊園地などに多少は眉を顰(ひそ)めざるをえないが、先進国は高度の知識を集積している社会として現在進行形で発展させている先端技術や文化によって、富を稼ぐべきなのだと私は思う。なのに現在の知的財産権の保護は、あまりにも過去の国民が成し遂げた業績まで過分に保護しすぎていると考える。それは、過去の偉人が稼いだ遺産の利子で現在の人間を搾取しようとする、寄生資本家の道ではないか。ディズニーや藤子不二夫Fのようにすでに死んだ人の遺産から富を巻き上げる構造のおかしさに、早く人は気付くべきだ。

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