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毛球寶兒07/05/26

(カテゴリ:毛球寶兒

番外篇‧什麼都漲!什麼都不奇怪!←漫畫(まんが)ページへ

石油価格が上昇している根本原因はBRICSの工業化であり、乳製品価格が上昇している原因の多くは中国やASEAN諸国が乳製品の味を知り始めて消費量を伸ばしているからだ。全て、これまで先進国だけが味わっていた消費の快楽を、周回遅れで知り始めている結果なのだ。十九世紀のイギリスで、マルサスは工業化による人口増大が食糧不足をもたらして貧困化に行き着くと主張した。彼は、ゆえに人口を抑制するために産児制限を主張した。しかし当時の社会は、アメリカ大陸やオーストラリアの開拓によって新たな耕作地を得たために、いつしかマルサスの論議は時代遅れのものとなっていった。しかし二十一世紀の現在は、新たに耕すべき土地もなく、魚のいる海はもともと限りがある。マルサスの予測が、二世紀ぶりに復活しようとしているのであろうか。