前回の例では、Google Ride FinderのアイコンをGoogleサイトから読み出して、表示しました。これを自分のサイトから自作のアイコンを読み出すように、設定を変更すればよいのです。
以下の例では、サイト内の同じフォルダに地図ページとアイコンファイルを置いて設計しています。つまり、[map]というディレクトリ=フォルダでAPI Keyを登録したとすれば、
[map] - | maptest01.html ----->Google Mapsを埋め込んだ地図ファイル |
hide.png ----->自作のアイコンファイルその1 | |
mitsu.png ----->自作のアイコンファイルその2 |
というファイル構成で設計しています。
自作のマーカーを作るには
マーカーは、アイコン本体のファイルと影のファイルから成っています。このうち影のファイルは、透過色指定ができるPNG、GIFなどの形式で作らないとうまく表示できません。専用ソフトを持っている人ならば、影をかっこよく作るようチャレンジすればいいと思います。しかしそこまで作る技量のない(私のような)人ならば、アイコン本体だけ作って貼り付けることももちろん可能です。ファイルの形式はJPEG、PNG、GIFなどが適当だと思います。いっぱんにPNGファイルはJPEG、GIFよりもサイズ数が大きくなる傾向があるのですが、私が作った単純な2色のファイルのばあい、JPEGよりもむしろファイルサイズが小さくなりました。
私は、例としてこのようなファイルを作りました。
ファイル名:mitsu.png サイズ:20ピクセル×20ピクセル | |
ファイル名:hide.png サイズ:20ピクセル×20ピクセル |
この二つのファイルを使って、前回のスクリプトを以下のように書き換えます。
注意するべきは、一つは今回影のアイコンファイルを用意しないので、影のアイコンファイルを指定する行を削っていることです。もう一つは、Google Mapsを埋め込んだhtmlページと同じディレクトリ=フォルダにアイコンファイルを置いているため、URLを変更していることです。上半分の赤字の部分で、"hide.png"と"mitsu.png"をアイコンとして指定してし、それぞれ"icon1"及び"icon2"の変数に用意しています。下半分の緑字の部分で、"icon1""icon2"の変数を使って、Google Mapsの上にアイコンを書き込みます。
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以上の設定を使って、下のようなタグのページを書いてみました。今回は二個だけでなくて多数のマーカーを地図上に落としています。ただし、下では省略しています。マーカーの数を三個、四個、、、と増やすためには、マーカーのための変数を変えて、追加してください。(下の例では、"pointxxx"と"markerxxx"の"xxx"の数字を変えたファイルを順次追加しています)
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下をクリックすれば、今回作った例を具体的に表示したページが表れます。(もちろん、Googleから取得したAPI Keyをページ内に埋め込んであります。)
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敵よりずっと少ない兵力で、しかも地形的にこのような布陣では、明智光秀が圧倒的に不利な戦いであったことがよくわかります。どうしてこのようになったのでしょうか?― 次回は、ポリライン(直線)をGoogle Mapsの上に導入することにします。ついでに、明智・羽柴両軍の進撃経路を地図上に落としてみましょう。