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GoogleMaps活用するぞ!(6) - 地図にコントロールを加えよう

(カテゴリ:GoogleMaps

前回取り上げた行の部分を下のように書き換えることによって、このような地図が出てきます。

map.setCenter(new GLatLng(35.660373, +139.729260), 17);

005_02.JPG

中心点の緯度経度を東京・六本木ヒルズに設定して、ズームを17段階に拡大しました。現行のGoogle Mapsでは、これが最大ズームです。




コントロールの例

とりあえずGoogle Mapsは出したものの、まだこのままでは実用のページに使うには少し物足りない。そこで、API Documentaionが用意しているいろいろな機能を付け加えてみましょう。

API Documentaionは、以下のコントロールControlを用意しています。


  • GLargeMapControl - 大型のズームと位置移動小コントロール。地図の左上に表れる。
  • GSmallMapControl - 小型のズームと位置移動コントロール。地図の左上に表れる。
  • GSmallZoomControl - 小型のズームコントロール(位置移動はなし)
  • GScaleControl - 地図のスケール(縮尺)
  • GMapTypeControl - 地図のタイプを切り替えるコントロール(地図表記、サテライト、デュアル))
  • GOverviewMapControl - スクリーンの隅に現れれるオーバービュー。閉じることができる。

以上のコントロールを地図上に表示するためには、addControlというメソッドを用います。細かいことは考えずに、ページの以下の部分に、次の赤の行を付け加えてみましょう。

function load() {

if (GBrowserIsCompatible()) {

var map = new GMap2(document.getElementById("map"));

map.addControl(new GLargeMapControl());
map.addControl(new GScaleControl() );
map.addControl(new GMapTypeControl() );
map.addControl(new GOverviewMapControl() );

map.setCenter(new GLatLng(35.660373, +139.729260), 17);

}

}

うまくいけば、下のような地図が現れるはずです。

005_03.JPG

赤で示されている4つのコントロールをくっつけて、一気に実用性が出てきました。追加した各行は、直前の行で定義された"map"という変数に対してaddControlメソッドを用いて新規のコントロールをそれぞれ付け加えたことを意味しています。ですから、同様の書式で必要なコントロールを選んで行に加えればよいのです。API Documentation は現在のところ、上の6種類のコントロールを用意しています(カスタマイズして作ることもできます。それは別の回で検討したい)。