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田支店長の天才は特製の奶粉(粉ミルク)のおかげだというのは、以前にも書かれていた。そしてその奶粉は五歳児にしか効果がないことも(この話以降を参照)。してみると、支店長の能力はただのドーピング効果にすぎないということなのであろうか。歳を取れば一切の効果が尽きて、ただのガキに戻るということなのか。もしそうだとしたら、それはひどいなあ。
西洋諸国を漢字で書いたときの表現は、国によって日本語と漢語で若干違う。下は、前が日本語、後ろが漢語。
アメリカ 米国/美國
フランス 仏国/法國
ドイツ 独国/徳國
イタリア 伊国/義國
ロシア 露国/俄國
漢語では、アメリカやドイツ・イタリアに対して、日本語よりももっとよい字を当てている。アメリカは「美しい国」、ドイツは「徳のある国」、イタリアは「義(ただ)しい国」。イギリスは日本語・漢語共通で「英国(英國)」つまり「かしこい国」である。だがロシアだけは、漢語の当て字はよい字とは言えない。「俄」は「にわかに」あるいは「かたむく」という意味がある。日本語の当て字の方がずっとましだ。ロシア=ソ連を敵国視していた中華民国(台湾)のみならず、中共でも同じ字を使っている。まあ中共も結局、同様に途中から反ソに方針転換したのであるが。こうして見ると、ロシアを除けば少なくとも西洋諸国に対しては、昔の伝統であった「外国には汚い字を当てる」習慣が解消されているようだ。しかしモンゴルはいまだに「蒙古」である。「蒙古」は昔の中華帝国が付けた、思いっきり悪い字だ。これは全然変えていない。長年の伝統となってしまったから、モンゴル人も受け入れてているというわけなのだろうか。