今日の「やさしいビジネス英語」(杉田敏/クリス・松下、NHKラジオ第二でPM11:15~11:30)のフレーズから、印象に残ったもの。
come-on
宣伝文句、目玉商品など(思わずひきつけられる、おいしい誘惑を持った物事)
proper authorities
「しかるべき」当局
be ripped off
だまされる
That's a shame.
― ひどいなあ。(悪い話を聞いたとき、同情をあらわす。「そんな話は、世の中の恥だ」というようなニュアンスか。)
let on 秘密をこっそり打ち明ける
日本では、たとえ詐欺事件にかかっても多くのケースが世間に噂されるのを恐れて泣き寝入りするという。またアメリカの高齢者にとって、詐欺にかかったことを家族に打ち明ければ、すでに自分の資産を管理する能力がないと見なされて通帳とカードを取り上げられるのが怖くてなかなか表面化しないとも言う。現象は違うが、その心理的なプレッシャーは同じ根から出たものだ。両方の社会における、自分の社会的なステータスを損ねることへの恐怖だ。政府が「黙ってないで、言え」と説教して傾向が変わるようなば、人間はばかに単純なものではないか。そんなに人間が素直ならば、たぶん政府の指導で世界から詐欺師がいなくなるだろう。