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『旅立ちの日に』替え歌:鈴元仁

(カテゴリ:ギター特訓中...

夕映舎氏から教えてもらったのだが、この『旅立ちの日に』という曲は、現在の小中学校の卒業式で歌われる、ナンバーワンヒットソングだそうな。
夕映舎氏は、この曲の歌詞が嫌いだ、と言った。
一番は、まだ許せる。
これは、父兄や教師から、子供たちに贈る言葉と位置づければ、嘘っぽい言葉ではあるがまだ認められると言った。
しかし、二番は全く許せない、とも言った。
二番は、子供の気持ちを大人どもが推測して、作って放り投げてやったような内容だ、と彼は言った。
それでは、ペットを可愛がっているのと、同じ視線だ。
子供たちが、二番の歌詞のようなことを、思うわけがない。
そう言って、彼は不満を私に言った。

私は、全く同感である。
ゆえに、勝手に歌詞を変えて、替え歌を作った。

白い光の中に君は抱かれ往く
おめでとう、よく育ったね。僕は、祝いたい
限りなく青い空を 今日は見つめてごらん
青は涙の色だ どうして泣いているんだろう?

勇気を翼に込めて 君は 飛び立てるかい
美しい空は寒い すまない 頑張ってくれよ

今日は友達の声 思い出してごらん
苦しく悲しくても 君の宝になる
心通った嬉しさを 忘れてはだめだよ
みんな過ぎた後に 残る思い出さ

勇気を翼に込めて 君は 飛び立てるかい
勇気があれば飛んでみよう この地球はすばらしい

今別れの時 飛び出そう 君を信じる
はずむ 若い君を信じる
大空は 大空は 君のものだよ
いま 別れの時 この国は よくないかもしれないけれど
はずむ 若い 君を信じたい
大空と 世界中が 君を待っている

上は、夕映舎氏に私の改作を見せて、彼の意見を取り入れて一部を書き直したものだ。
夕映舎氏は、私の改作について、「大人から子供へ贈る歌を、子供をあくまでも突き放した距離から応援する内容になっている。首尾一貫していて、大変よい。」と言ってくれた。

原曲は、B♭調。
難しいので、ネットで拾った指示に従い、3フレットにカポタストを付ける。
カポタストなんて、初めて使った。
それでもFが難しいので、Dmで代用。
これは、良い曲だ。
私の、持ち歌の一つにしてやろう。