« OL蔡桃桂2007/04/05 | メイン | 花の通り、神の道行 - 竹中稲荷 »
妙法院門跡の黒門の向こうに見えるは、国宝の庫裏。 そこに、一本の桜が花を咲かせていた。
何の関係もないが、『老子』のこの節を思い出してしまった。
― 玄牝の門は、是れを天地の根と謂う。
宇宙の玄(くろ)い牝(めす)の門から、生命力は滾滾(こんこん)と湧き出てくる。湧き出てきて尽きることなく、そして人為で何か作り変えることなどできはしない。それは、天地の根(こん)なのである。 黒い門の向こうにある桜の花のイメージが、時間を超えた何ものかを暗示するかのようであった。
日時: 2007年04月07日 15:04 |