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Korea!2009/02/21その一

(カテゴリ:韓国旅行記

いよいよ、最終日。
この日は、この国の真髄を見せ付けられた、一日であった。
この愛すべき国民は、やはり日本人とは、違う。
しかし、違うことを前提として付き合えば、こんなに仲良くなって楽しい外国人は、日本人にとってたぶん世界のどこにもいないだろう。
しぼむ一方の日本を活性化させるために、韓国というウマ辛の隣国を、ぐっと食せ。そして、返す刀で、韓国に食われるのだ。日本人よ!

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キャッシュは少ないが、地下鉄に乗るぐらいは、残っている。
西面で乗り換えて、沙上へ。
それにしても、どうして乗り換えのホームにまで、上り線と下り線の間に柵を設けるのだろうか?
いったん間違った乗り換えの方向に進んだら、途中で修正することが、できない。ずっと手前まで、戻らなくてはならない。
ここまで上りと下りが徹底的に分離されているのを見ると、国防上の理由でもあるのかと、勘繰りたくなってくる。
そのくせKorailは、線路の上を走って向こう側に行けるんだけれどね。ははは。

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思った、とおりだ。
左の写真、英語のできない人のために訳しておくと、
(青)ここでは、駅を乗り間違ったばあい、ホームを渡って反対側の向きに進む電車に、乗ってください。
(赤)ここでは、反対側の向きに進む電車への乗り換えは、階段を登って渡ることしか、できません。
この路線は、比較的乗り間違っても、乗り換えられる駅が、多いようだ。
それでも、乗り換えられない駅が、いっぱいある。
この地下鉄2号線にはこうして路線図に事情説明がしてあるものの、私が今回多用した1号線には、説明がない。

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市外バスターミナルがある、沙上。
チャガルチから、ずいぶん離れている。釜山の街は、うんと大きい。
ターミナルに行って、クレジットカードを見せて、聞く。
「OK イムニッカ?」
受付は、首を横に振る。
使えない。
なんて、ことだ。
公共交通機関たるもの、ホームページにひとたび掲載した事項は、必ず末端まで徹底して実行しなければならないという、市民社会のイロハが、分かっていないのか。
これでは、インターネット立国なんか、夢のまた夢だぞ。大事なのは、プログラムではない。コンテンツなのだ。ネットを通じた、便利で安全なサービスの、構築なのだ。私はこの国が日本と対等のビジネスを行なう能力があると固く信じているから、このような不手際に出っくわすと、余計に腹が立つ。

しかし、私はこんなことで、くじけたりはしない。
こんなにも、よい天気だ。가자、가자と、空の青さが、私に言っている。
沙上は、中心街から遠くても、結構開けている。
道の向こうに、「은행」のハングルが、目に着いた。
この旅行で散々な目に会わされたため、「銀行」のハングルも、読めるようになった。
その銀行は、以前カードで下ろせなかった銀行と、同会社。
クレジットカードで、操作。
この銀行のATMには英語はあるのに、だがやっぱり今回も、キャッシュを引き出すことができなかった。
がっくり、うなだれる。
-コンビニの、ATM。
私は、その手段を、思った。もう、それしかない。
コンビニは、いっぱいある。
私は、その一つに入って、ATMを操作した。
幸いなことに、英語が使える。クレジットカードも、使える。
"Cash Advance"のボタンを押して、暗証番号を入力した。
-出た!
二万ウォンを、引き出すことができた。これからは、このコンビニを使うことにしよう。
この国は、どういうわけか、チープな方がよりよいサービスを、提供してくれる。
そういうわけで、統営行きのバスに、乗り込むことに成功。
この旅行、菩薩か天帝に、守られているかのよな気分だ。苦しくなったとき、必ず道を通じさせてくれる。
だが、試練はこれから先の、ことであった。