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Korea!2009/02/21その十三

(カテゴリ:韓国旅行記

もう、最後の手段を、使うことにした。
-借りよう。
バスに同乗する誰かから借りて、釜山で返す。釜山ならば、コンビニはいっぱいある。
乗ろうとする人を、捕まえる。
「タンシヌン プサンヘ カムニッカ?」
その人は、首を横に振った。
だめだ。この人は、途中で降りる。
もう一人、若い男性が、来た。
二十九歳の大宇(デウ)社員、Park(パク)君だ。
彼にも、聞く。
彼は、首を横に振った。
バスの運転手は、気が荒い。
「なにしとるか!はよ乗らんかい!もう、出発時刻やっちゅーねん。」
言っていることはわからないが、きっとこんなことを私に言っているに、違いない。
「一万五千ウォン、出せ!」
運転手は、私に強要する。
私は、財布の中に一万三千ウォンしかないことを、示した。
「金、ないやとぉ?帰れ!帰れ!」
言っていることはさっぱり分からないが、間違いなくこう言っているに違いないことが、表情から分かった。
パク君に、急いで英語で、告げる。
「頼みます!二千ウォン、これと交換してください!」
私は、日本円の千円札を一枚、取り出した。
ついに、出発時刻だ。
パク君は、英語があまりうまくない。
押し問答しながらも、二千ウォンを、出してくれた。
運転手は、パク君の二千ウォンと私の一万三千ウォンを、引っ掴むように取り上げた。
プリプリしながらも、運転手はバスを発車させた。
最終便に乗ることに、成功した。
冷や汗が、出たぜ。こんな僻地では、カードで泊まることすら、難しかっただろう。
あの高級ホテルならば泊まることができたろうが、高いだろうし、その上明日の飛行機は朝の便だから、たぶん乗れなかったに違いない。