6月20日、鶴橋本通にある韓国伝統茶店「ハナ」で、多文化交流会がありました。
「ハナ」とは、韓国語で「ひとつ」という意味です。
私は、先週あった「ワンコリアフェスティヴァル」の集会の席でもらったチラシをつてに、JR鶴橋駅から歩いていきました。
この日は、夏至の前日。
厨房以外の明かりを消し、冷房も消して、再利用の廃キャンドルを点しての交流会。
かつての時代の夜を再現した、エコナイトでした。
主催した手塚さんと山中さんの、アイディアです。
「ハナ」は、普段は韓国伝統茶のお店です。
壁には、著名なイラストレーター、黒田征太郎氏の絵が、いっぱいに描かれています。
キャンドルライトの下、集まった皆さんと、楽しく会話しました。
喫茶店ですが、今夜はマッコリをメニューに出していただきました。これがなくっちゃ。
アンジュ(つまみ)として、駅前でチヂミとチョッパル(豚足)を買ってきました。
持ち込みOKのパーティーでしたので。
マッコリといえばチヂミかな~と、思ったので。
聞けば、チヂミの焼ける音は、雨の音だとか。
その音を聞きながら、雨の日にチヂミをアンジュに、マッコリを楽しむ。それが、韓国の風流というものなのかな?
-この日は梅雨の最中で蒸し暑かったものの、雨は降りませんでしたけれど。
手塚さんは、韓国語の講師もやっています。
韓国に留学までして、韓国語をマスターした、すごい人です。
山中さんは、オーストラリア留学中に韓国人と知り合ったことを通じて、隣国に興味を持たれたと聞きました。
今夜集まった人々は、いろいろなきっかけで、多文化交流の集いに集まったみなさんでした。
私が隣国に興味を持ったきっかけは、今年2月に行った、韓国旅行からでした。
私は、自分が感動した三つの点を、皆さんに説明しようとしました。
하나 - 한국의 길이 아주 아름다웠어요.
ひとつ-韓国の道は、きれいだったです。둘 - 음식이 다 싸고, 그리고 맛있었어요.
ふたつ-料理がみな安くて、そして美味かったです。셋 - 사람의 인정에 감동했어요.
みっつ-ひとびとの人情に、感動しました。
実際には、こんなにすらすら言っていません。
私の韓国語は、まだまだです。
私は、「道がゴミもなくてきれいだった」と言おうとして、
아름다웠어요. アルムダウォッソヨ。
の言葉を使ったら、手塚さんから、「その場合はむしろ、『ケックタダ』(清い、清潔だ)のほうがいいですね。」と教えられた。
私が「ケックタダ」のハングルを書けないでいると、彼女はすらすらと「깨끗하다」とカードに書いてくれた。
「『アルムダプタ』は、『わあ、素敵できれい!』といった感じの、言葉です。」
「あと、『コップタ(곱다)』っていう言葉もありますよね。その違いは?」
「たとえば、年配の方が綺麗なチマチョゴリを着ていたりしたとき、『コップタ』ですね。」
日本語ならば「清楚だ」って、感じだろうか。
さすが、上手に指摘なさる。
韓国語で「趣(おもむき)」は、モッ(멋)といいます。
멋이 있어요. モシ イッソヨ。
と言えば、「趣があります」=「すばらしい」と言う意味になります。
今晩は、まことに、モシ イッソッソヨ。(すばらしかったです)