« 『昭和天皇とワシントンを結んだ男』青木冨貴子 | メイン | 『ロシアとソ連』下斗米伸夫 »

『新・帝国主義の時代 右巻』佐藤優

(カテゴリ:

「陽に忠君愛国を説いて陰に私利を営むような教育家はかえって沖縄人のこの最大欠点を増長させるばかりである』(伊波普猷の言、p12)

裏表のない教育者を輸出することは、大日本帝国の植民地経営の根幹をなす手段であった。(例:台湾)

今の統治者の多くは表は善言を言い裏では私利私欲に走る。あるいは表であからさまに私利私欲を言うのが正直者である。これでは内にも外にも人をひきつけることはできぬ。